オーツカ
世界の美食、世界のワインといえば、フランスは外せません。
ワイン文化が盛んなフランスで人気急上昇のストレートジュースが「アラン・ミリア」です。
ワインで使用される品種と同じブドウを贅沢し、こだわり製法でつくられる濃厚なジュースは「まるで高級ワインのようだ」と言われるほど。
そのまま飲むのはもちろんのこと、カクテルを作るのにもおすすめの逸品。
しかしこいつはあくまでジュースです。ノンアルコールワインテイスト飲料ではございません。
「味わいを愉しむためのジュース=Jus de Dégustation」と称され、フランスの美食として知られている「アラン・ミリア」を実際に飲んで、どのような味わいなのかをレビューしていきたいと思います。
今回飲んでみたのは代表的な「カベルネ種 赤グレープジュース」「メルロー種 赤グレープジュース」「ソーヴィニヨン・ブラン種 白グレープジュース」「カベルネ種 ロゼグレープジュース」の4種です。
ではいきましょう。
コンテンツ
「アラン・ミリア」の分類と原材料
分類とアルコール度数
まずアラン・ミリアは、正真正銘のジュースなのでノンアルコールの製品です。
いくつかの品種で展開していますがどれも「ぶどうジュース(ストレート)」に分類されます。
ワインと同じ品種のブドウを使っており本格的な味わいであることから「ワインのよう」と称されることもありますが、製造過程においても一切アルコールを使用していません。
通常のノンアルコールであれば未成年の飲用は推奨されていませんが、こちらは完全なジュースなので妊娠中の女性や運転前のドライバーの方はもちろん、子供も一緒に楽しめる飲料です。
濃縮還元ではなくストレートというのもポイント。
果実そのものの味や香りを損なわずに、そのままの自然な味を味わえるでしょう。
濃縮還元とストレートの違いについては後ほど。
原材料
「アラン・ミリア」は多数のジュースを展開しているのでそれぞれに原材料は異なりますが、実際に試飲した4種類はぶどうしか使っていません。
フランスのガイヤック産のぶどうのみといったシンプルな構成。
スーパーに並んでいるような一般的なジュースは、濃縮還元によって減ってしまった香りを補うために香料が含まれているものがほとんど。
その点、香料を使用せずとも十分な香りが楽しめるジュースは希少性の高い商品です。
そのためジュースにしては少し価格が高くなりますが、自分へのご褒美や、来客時、贈答品などのプレゼントにはぴったりかなと思います。
アランミリアの味わいと栄養成分
味わいの詳細は各レビュー記事に書いてあるのでそちらを参考にしてください。
ワインテイスト飲料ではないのでどれも甘いジュースです。
ざっと味を分類するとこんな感じでした。
ソーヴィニヨン・ブラン種 白グレープジュース
使用している品種は、フランス・ガイヤック産のソーヴィニヨン・ブラン。
甘味や酸味のバランスがよく、繊細でフローラルなアロマも手伝い、すっきりとした上品な仕上がりに。
濃厚さはあるのですが、赤よりはこってり感がないので飲みやすい。
エネルギー:70kcal
たんぱく質:0.6g
脂質:0.2g
炭水化物:17g
食塩相当量:0g
カベルネ種 赤グレープジュース
フランス・ガイヤック産のカベルネを使用。
こってりしておりとにかく濃い。強烈な甘味。
たっぷりしているので少量でも満足感を得られる特徴があります。
個人的にはソーダで割っちゃうかな。
エネルギー:62kcal
たんぱく質:0.6g
脂質:0g
炭水化物:16.9
食塩相当量:0.001g
メルロー種 赤グレープジュース
フランス・ガイヤック産のメルローを早摘み収穫。
ベリー系の赤い果実のアロマが特徴で、カベルネの赤と同様全体的に力強い印象。
ベリーの酸と果実味が印象的でした。
エネルギー:62kcal
たんぱく質;0.2g
脂質:0.3g
炭水化物:13.3g
食塩相当量:0g
カベルネ種 ロゼグレープジュース
カベルネ種のブドウを早期に収穫し、シャープさと華やかさを共存させたロゼジュース。
炭酸は弱く、甘すぎない仕上がりで個人的には一番好き。
美しいピンクとオレンジの中間色のようなカラーが特徴的で、プレゼントに喜ばれそうな逸品。
基本栄養成分(100mlあたり)は以下の通り
エネルギー:66kcal
たんぱく質:0.6g
脂質:0.2g
炭水化物:15.2g
食塩相当量:0g
オーツカ
どれも通常のワインよりは糖質が多く含まれているためカロリーが高いです。
ノンアルコール飲料とはいえジュースです。油断しないように。
その代わり濃縮還元とは一線を画した濃厚な味わいが楽しめ、満足度はひとしお。
プレミアムジュースブランド「アラン・ミリア」とは
創業者のアラン・ミリア氏はフランス郊外で果樹園を営む家庭に生まれ、自身も古くから果樹園に携わってきました。
「採れたての果実の美味しさや感動を、ジュースを通じて伝えたい」という思いから、原材料であるブドウの選定や製法にこだわった高品質のジュース造りを目指します。
そしてそのジュースに感銘を受けたルレ・エ・シャトー(一流ホテルとレストランの会員組織)のソムリエ約60名の意見を取り入れ製作したのが、この「アラン・ミリア」です。
果樹園での経験や知識を詰め込んで作り上げられたジュースは、フランスにおいて美食の一つとして注目されています。
今ではフランスの4つ星、5つ星のホテルのうち、約45%で「アラン・ミリア」のジュースが使われるほどの人気だそう。
とれたて果実を味わえる、こだわりの製法
「アラン・ミリア」では、最良の素材を求めるために生産者との密なコミュニケーションを欠かしません。
ぶどうなどの果実は自然の産物です。
どうしても気候条件や時期によって味が変わってしまいます。
その年収穫する果実の特徴を正確に捉えるため、生産者と対話を続け、果実の魅力を最大限活かすことができるタイミングを見極めて収穫に臨むのです。
それぞれの果実の違いを個性として十分に活かすことができるのが、「アラン・ミリア」最大の武器です。
アランミリアはジュースなので醸造などはしませんが、その製造方法はワインに倣ったもの。
果実の酸味や糖度を分析したり、ワインと同様の濾過方法を取り入れたりなどと、果実本来の味をジュースに落とし込んでいます。
豊かな香りはもちろんのこと、果実本来の甘みに酸味、軽やかな苦味が再現されているのです。
「アラン・ミリア」のジュースの種類
「アラン・ミリア」では、ジュースの他にもネクターやジャムを展開しています。
現在購入できる18種類の味は以下の通りとなっています(ネクターのブルーベリーは日本では見当たりませんでした)。
そのまま飲むのはもちろんのこと、カクテルをつくるのにも活躍します。
赤ブドウジュース
白ブドウジュース
ロゼジュース
その他
ネクター
通常のジュースは果実を絞ることで造られますが、ネクターは果実をすり潰して造られたもの。
そのため、かなり濃厚な味わいと口当たりのなめらかさが特徴です。
アラン・ミリアと濃縮還元ジュースとの違いは?
スーパーなどで並んでいる一般的なジュースは濃縮還元のものがほとんどですが、「アラン・ミリア」のジュースは全てストレートジュースです。
この2つの違いはその製造方法にあります。
濃縮還元は、果汁から一度水分を飛ばしてその体積をおよそ5分の1程度に凝縮。
その状態で冷凍保存をしておいて、パッケージングする前に再度水分を加えることで、果汁の濃度を100%に戻したものを指します。
一度体積が減ることから、輸送の際のコストを減らせるために商品価格もお手頃に。
果実の出来に左右されず年中安定はするものの、味や香りが飛んでしまうこともあるわけです。
一方のストレートはシンプルで、しぼった果汁をそのまま加熱殺菌処理したもの。
濃縮還元のものに比べて価格は高くなりますが、果実の自然な味や香りが楽しめるんですね。
さらに砂糖やはちみつ、香料といったものが加えられることもありませんので、ナチュラルな甘味をダイレクトに味わえます。
組み合わせて、自分好みのノンアルカクテルを
「アラン・ミリア」は味のバリエーションも豊富で、そのまま飲むことはもちろんのことカクテルを作るのにも長けています。
お酒に加えてカクテルを作ることもできますがワインと同じ品種を使用しているものもあるため、これを利用してノンアルコールカクテルも作れるわけです。
ということで「アラン・ミリア」を使ってつくるノンアルカクテルをいくつかご紹介しましょう。
ミモザ
その鮮やかな色がミモザに似ていることから名づけられたカクテルの「ミモザ」。
本来はシャンパーニュとオレンジジュースでつくられる、夏にもぴったりのフルーティーなカクテルです。
「アラン・ミリア」のジュースで、甘みの中にもほどよい酸味と苦味がのぞく完全無欠のノンアルカクテルに。
再現レシピは以下。
- 「アラン・ミリア ソーヴィニヨン・ブラン種 白グレープジュース」
- 「アラン・ミリア マンダリンジュース」
- 炭酸水
キティ
さっぱりした甘さと軽い口当たりで、定番ともいえる人気のカクテル「キティ」。
再現レシピは以下。
- 「アラン・ミリア メルロー種 赤グレープジュース」
- ジンジャーエール
ジンジャーエールは辛口のものの方がお酒らしさを再現できるかと思います。
ベリーニ
華やかな桃の香りを楽しむ、食前酒にぴったりのカクテル「ベリーニ」。
本来は辛口のスパークリングワインとピーチネクターでつくるものですがこんなアレンジもおいしく楽しいです。
再現レシピは以下。
- 「アラン・ミリア シャルドネ種 白グレープジュース」
- 「アラン・ミリア 葡萄畑のピーチネクター」
- 炭酸水
- グレナデンシロップ
全体を見て、二つのジュースを合わせた量と炭酸水の量がそれぞれ半分になるくらいが目安です。
そして、「アラン・ミリア シャルドネ種 白グレープジュース」の量は「アラン・ミリア 葡萄畑のピーチネクター」の半分程度。
全てしっかり冷やした上でグラスに注ぎ、ゆっくりとかき混ぜます。
最後にザクロのシロップ(グレナデンシロップ)をほんの少しだけ静かに垂らせば、綺麗なグラデーションも楽しめます。
ホワイト・サングリア
サングリアは定番のカクテルではありながらも自分ではなかなか作ることはあまりないですが、意外と簡単につくれちゃいます。
「アラン・ミリア」のジュースを使えば、定番のカクテルもワンランク上の美味しさが感じられます。
- 「アラン・ミリア シャルドネ種 白グレープジュース」
- 「アラン・ミリア コックス種 アップルジュース」
- フルーツ類(リンゴやグレープフルーツなど)
- シロップ(リキュール)
ボウルや保存容器に、「アラン・ミリア シャルドネ種 白グレープジュース」と「アラン・ミリア コックス種 アップルジュース」、カットしたお好みのフルーツとシロップ(リキュール)を加えて混ぜ合わせます。
その後は味をなじませるために冷蔵庫でよく冷やして完成。
グラスに注ぐときは最後にミントを飾ると、見た目と風味のどちらとしてもアクセントにもなりますよ。
オーツカ
アラン・ミリアはリリースしている種類も多く。ラベルデザインも可愛いので非常にプレゼント向きの商品です。
ウェルチとかよりも上品でエレガントな味わい&見た目なので、喜ばれると思いました。
贈り物やお歳暮はもちろん、出産前後の妊婦さんや下戸の方へのギフトにもよいでしょう。
飲み比べパッケージも楽しいのでいくつか貼っておきます。