デュポン アップルスパークリングジュースの味わいレビュー

デュポン アップルスパークリングジュースの味わいレビュー

オーツカ

今回はカルヴァドスの名門「デュポン」のノンアルコールシードルを飲んでいきたいと思います。

カルヴァドスはノルマンディ地方で造られているリンゴを原材料とした蒸留酒。

このカルヴァドス用のリンゴを贅沢に使ったスパークリングジュースが「デュポン アップルスパークリングジュース」です。

前年に収穫されたリンゴを用いて、年に一度のみ造られるという限定品。
今回は、2018年に収穫されたリンゴで造られた2019年ヴィンテージを飲んでいきます。

デュポン アップルスパークリングジュースの分類と栄養成分

分類とアルコール度数

「デュポン アップルスパークリングジュース」のアルコール度数は0%。
ワインのような見た目ですが、あくまでもその中身はリンゴジュース。

妊娠中や運転前、体調でアルコールが飲めない人でも安心して飲んでもらえます。

またヴィンテージというと一見古いように思われますが、未開封状態の場合は冷暗所で保管すれば2年間は品質が保たれます。

原材料と基本栄養成分

表記がないのでわかりませんが、これまでの経験上、カロリーは100mlあたり40kcal程度かと思います。

リンゴ以外の余計な添加物は入っていないかと思います。

デュポンの生み出すリンゴについて

リンゴの品種とその特徴は?

ワインを造るときにブドウ品種にこだわるように、品種の選定は大切です。
デュポンが扱うカルヴァドスやシードルでもリンゴの品種は重要な選択の一つ。

リンゴもそれぞれに特徴があるため、いくつかのリンゴをブレンドすることでバランスをとり、理想の味わいに仕上げていきます。

デュポンには6000本のリンゴの樹が存在し、その品種は13種類。
リンゴの収穫は9月から11月にかけて、完熟したころに一つ一つ手作業で選別されて収穫されます。

品種名を出されてもピンとこないところもあるかもしれませんが、デュポンで栽培しているリンゴの品種それぞれの味わいの大まかなジャンルの割合はこのようになっています。

【甘味・苦味】 • Bisquet • Binet rouge • Frequin • Douce Moën • Mettais • Noël des champs
【甘味】 • Rouge duret • Douce Coetligné
【酸味】 • Petit jaune • Rambault • Cidor
【苦味】 • Judor • Avrolles

こだわりの原材料を使い、デュポンの味わいが保たれているのです。

リンゴ栽培へのこだわり

これらのリンゴを栽培する果樹園はノルマンディー地方のペイ・ドージュ地区にあるのですが、ここの土壌は少し変わっています。

というのも、ペイ・ドージュの土壌はオックスフォーディアン時代の泥灰土などを含んだ構成で、これは木の成長を制限してしまうため、小さなリンゴが作られやすいのです。

小さなリンゴと聞くとあまりおいしそうには聞こえませんが、リンゴ一つ一つのアロマが強くなり、果皮と果肉の比率が高くタンニンの抽出が促進されるリンゴになってくれるのです。
結果的には、サイズが小さくなる代わりに一つ一つのリンゴの味わいは凝縮感があり、良質なものになっているというわけですね。

リンゴが小さいので、収穫量を増やすための窒素肥料(水分を保持して果実を膨らませる)を使用する方法があったものの、あえてそれを選択せずにナチュラルな品質を優先しています。

このリンゴを贅沢に絞った「デュポン アップルスパークリングジュース」にも期待が高まります。

デュポン アップルスパークリングジュースのお味は?

続いてデュポン アップルスパークリングジュースの味わいをレビューしていきます。

デュポン アップルスパークリングジュースの味わい
果実味
(5.0)
酸味
(3.0)
キレ
(3.0)
香り
(3.0)
余韻
(5.0)
甘さ
(4.0)

オーツカ

赤に近いオレンジブラウンカラー。

香りはカットしたてのリンゴ、アプリコット、少しの鉄っぽさ。

味わいはとてもとても熟れた赤リンゴ。焼きリンゴパイ。アプリコットジャム。

非常に力強い果肉感が魅力。その割にいやらしさはなくナチュラルなので、充足感がある。

深みとコクがあり、芳醇な酸味とビターさが混然一体となっている。

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「デュポン アップルスパークリングジュース」が製造されるまで

「デュポン アップルスパークリングジュース」はビタースウィートなりんごと酸味の利いたりんごの2種類を50%ずつ使用することで、豊かな味わいに仕上げています。
収穫されたりんごを丁寧に攪拌、破砕および圧搾するため、りんご本来の香りが逃げないままジュースが完成します。

そしてこれらの工程の最後には濾過、殺菌、炭酸を加えて瓶詰するのですが、ここが以前までのモデルと違うところ。

というのも、昔のモデルは濾過のタイミングが少し早かったため、澱や濁りが残り多少もたつきがある印象が感じられるものでした。

しかし2015年以降には瓶詰後のコンディションが安定するギリギリ直前で濾過を行うようになり、澱や濁りといったものが取り除かれてすっきりと飲みやすいジュースへと進化したというわけです。

カルヴァドスの名門、デュポンについて

フランスのノルマンディー地方を代表するリンゴの蒸留酒「カルヴァドス」。

 デュポンは、そんなカルヴァドスの名門として知られています。

デュポンのこだわりや特徴、これまでの歴史についてサッと書いていきたいと思います。

デュポンとは

デュポンが位置しているのは、ノルマンディー地方のペイ・ドージュ地区。
ここに約27ヘクタールの果樹園の中に6000本ものりんごの樹を所有しています。 リンゴの栽培から収穫、ボトリングに至るまでの全てをデュポン家が管理している、家族経営のブランドです。

今やデュポンが生産するカルヴァドスやシードルは世界中の高級レストランやバー、ホテルが取り扱っています。
フランス国内ではミシュラン3つ星レストランの半数以上がオンリストし、イギリスで高級百貨店として名高いハロッズやフォートナム&メイソンからも同様に愛されています。

デュポンの歴史

デュポン家の歴史はとても長く、そのはじまりは1703年。3世紀以上前にさかのぼります。

最初にカルヴァドスやシードルを生産したのは、現オーナーのエティエンヌ・デュポンの祖父であるジュール・デュポン。 1887年ごろ、テナント農家として牛の飼育活動と並行してカルヴァドスやシードルの生産をしていました。

息子のルイ・デュポンは1934年に父親の後を継ぎ、父親の牛飼育の仕事を続けました。
地元の商人相手にカルヴァドスの販売も続けていたものの、実際にカルヴァドスやシードルの生産に集中するようになったのは、現オーナーのエティエンヌ・デュポンが代を受け継いだ1980年からのことでした。

彼は蒸留や熟成の技術革新に取り組み、デュポン家のカルヴァドスへ最高級なものへと進化させました。

「デュポン」ブランドを立ち上げたのはこのときです。 彼の活動は、原産地呼称であるA.O.C.カルヴァドス・デュ・ペイ・ドージュの創立にも影響を与えたといいます。

彼は彼の息子のジェロームと共にユニークで斬新な新商品の開発にも力を注いでいましたが、息子のジェロームは2018年に若くして逝去。「デュポン」ブランドを立ち上げたエティエンヌ・デュポンは、今でも現役で生産に携わっています。

オーツカ

これまでノンアルコールシードルカテゴリにはあんまりピンとくるものがありませんでしたが、ここにきて「流石のデュポン」といったところ。

やはり名門の味わいは違います。

果肉感が非常に強く、満足度が高い。

お酒を飲む方にはデュポンのカルヴァドス割りやチェイサーとして楽しむのが一番のマリアージュと話す人もいます。

まず一本飲んでみるといいと思います。
そのクオリティの高さを確かめてください。

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