ポールジロー スパークリング グレープジュースの味わいレビュー

オーツカ

来ました大本命。

1年に1回、毎年の冬の風物詩ともいえる限定生産のポールジロー スパークリング グレープジュース。

ポールジローが普段コニャックのために使っているユニ・ブラン種を贅沢にたっぷり使った一本です。

限定ということもあり毎年のこの時期には楽しみにしているファンも多いようで、とても期待が高まります。

ポールジロー スパークリング グレープジュースの分類と栄養成分

分類とアルコール度数

ポールジロー スパークリング グレープジュースは、その商品名の通り「ぶどうジュース」に分類されます。

本格的なブドウを用いており見た目もワインのようですが、あくまでもぶどうジュース。

妊娠中や授乳中、運転前はもちろん、お子さんも一緒に楽しむことができます。

原材料

ポールジロー スパークリング グレープジュースの原材料は以下の通りです。

ぶどう搾汁、炭酸ガス

オーツカ

ぶどうの搾汁に炭酸ガスを加えたのみの、シンプルな仕上がり。
ストレートで無添加のため、通常のジュースよりもナチュラルで、安心して飲むことができます。

ここで用いられているブドウは、ポールジローで製造されるコニャックにも用いられているフレッシュなユニ・ブラン種です。

ポールジロー スパークリング グレープジュースのお味は?

続いてポールジロー スパークリング グレープジュースの味わいをレビューしていきます。

ポールジロー スパークリング グレープジュースの味と評価評判

ポールジロー スパークリング グレープジュースの味わい
果実味
(4.5)
酸味
(3.5)
キレ
(3.5)
香り
(2.0)
余韻
(5.0)
甘さ
(4.0)

オーツカ

かなり0.5単位が多くなってしまいましたが、非常にクオリティが高いので厳密にしました。

カラーは透明感のあるゴールド。

香りはアプリコット、瑞々しいマスカットと赤リンゴのアロマ。

味わいは高徳リンゴのような品の良さがあり、くどくない果実本来の糖と絶妙な酸味を感じます。

ドライでビターなフィニッシュで本当にいくらでも飲めてしまう。

凝縮した旨味、立体的な味わい。素晴らしい手仕事と言わざるを得ない秀逸な高級ぶどうジュース。

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生産者のポールジローについて

ポールジローがつくられるグランシャンパーニュ地区

果実を原料に蒸留して造られるブランデー。
フランス産のものが世界に広く知られています。

フランスコニャック地方でつくられるブランデーは「コニャック」とよばれており、フランスを代表する蒸留酒として高い評価を受けています。

シャンパーニュ地方で造られたスパークリングワインを「シャンパン」、イギリスのスコットランドで造られるウイスキーを「スコッチ」というのと同じ感じですね。

コニャックがつくられるコニャック地方もワインのように6つの地方に分かれており、エリアごとに【華やかでボリューミー】、【上品でライトなボディ】…などそれぞれの個性を持っています。

中でも最高峰だといわれているのがグランシャンパーニュ地区。
グランシャンパーニュ地方の土壌は、水はけと保水性に優れた石灰質で、アロマの凝縮された良質なブドウが生まれるとされています。

そのグランシャンパーニュ地区にてコニャック造りに取り組んでいるのがポールジロー。
ジロー家は代々この土地で400年にわたって農業を営んでおり、1800年代の後半にコニャックの生産を始めました。

ポールジロー製法のこだわり

コニャック好きであれば誰でも名前だけは聞いたことのあるレジェンド中のレジェンド「ポールジロー」。

彼の製法でなにより驚きなのが、ブドウ造りから醸造、蒸留、熟成まで全て一人で行っているというところ。

ブドウ一つ一つの品質をチェックしながらの手摘み。醸造時間を短くするために酵母を使うこともなく、細やかに様子を見ながらの自然発酵。蒸留も一度に大量で行わずに、樽に詰めるタイミングを見極めます。

大手メーカーが機械化をして大量生産をしている工程においても、ポールジローは全て時間と労力をかけて自らが手掛けているわけです。

最初から最後までこだわり尽くされているため、「ポールジロー スパークリング グレープジュース」についても年1回分の予約分のみの生産で貴重な1本とされているんですね。

ポールジローのスパークリング グレープジュースの特徴

フランスのグランシャンパーニュ地区でポールジローが生産している、年一度のヴィンテージ付き限定品「ポールジロー スパークリング グレープジュース」。
コニャック用のブドウ品種であるユニ・ブラン種を絞り、スパークリングで仕上げたボトルで、日本に初上陸してから17年が経ちました。

2017年だけはフランスを襲った霜の影響で生産が叶いませんでしたが、その年以降は気候の変化もなく予定通りに生産されており、多くのファンが毎年楽しみにしています。

毎年8月に予約が開始され、12月ごろに入荷。
その年の9月~10月に収穫されたばかりのブドウだけを用いて造られるため、年ごとのブドウの特徴がダイレクトに感じられるジュースに仕上がっています。使用されるユニ・ブラン種も、グランシャンパーニュ地方のものだけを贅沢に使用するいうこだわりがあります。

しかし「ポールジロー スパークリング グレープジュース」は当初売り物ではなかったんだとか。

もともとは、ブランデーを造るためのブドウを家族や近所の友人のために絞り、炭酸を加えて造っていたプライベートジュースがはじまり。
これに出会った日本の正規販売店JIS(Japan Import System)がその美味しさに打たれてなんとか商品化をしてもらったことで、私たちの元にこのジュースが届けられるようになったわけです。

2020年の「ポールジロー スパークリング グレープジュース」の特徴は?

年1回の限定生産となる「ポールジロー スパークリング グレープジュース」ではその年の9月~10月に収穫されたブドウを使用するため、その年毎のブドウの収穫で味わいも変化しています。

2020年の「ポールジロー スパークリング グレープジュース」はどのように仕上がっているのか、その特徴をチェック。

ブドウの収穫と味わいのレポート

生産者のポールジローによると、2020年のユニ・ブランは早熟の年だったといいます。
6~7月にかけては恵まれた天候が続いたため成熟は順調で、発芽、開花、結実まで予定より早く進んだため収穫は9月上旬になりました。

その影響もあり、2020年の「ポールジロー スパークリング グレープジュース」は例年より少し甘く、より香り高いものに仕上がっています。

個人的にはドライな味わいで、余韻の長さ印象的でした。

今年のミュズレのデザインは?

「ポールジロー スパークリング グレープジュース」のボトルにはシャンパンのボトルと同じように、コルクに重ねてワイヤーが巻かれています。

そのワイヤーとコルクの間にある、コーラ瓶のフタのようなものがミュズレです。

ミュズレにはボトルの中身が吹き出さないように抑える役割があるのですが、メーカーやその年によって変わる高級感のあるデザインは魅力的で、コレクションする人も少なくありません。

「ポールジロー スパークリング グレープジュース」のミュズレのデザインは毎年変わるため、味わいはもちろんそのデザインも楽しみのうちの一つです。

2020年のデザインは、日本とフランスの2つの国旗をモチーフにしたもの。
コロナ禍で大変な中でもお互い頑張りましょう、というポールジローのメッセージからデザインされました。

皆でテーブルを囲み、乾杯が出来る日が待ち遠しいですね。

オーツカ

まさに容姿端麗、質実剛健なスパークリングジュース。

ただ余韻が甘いだけの濃縮還元ジュースとは一線を画す、誰が飲んでも間違いなく違いを体感できるであろう一杯です。

プレゼントやパーティーなどでこれを持参すれば、確実に喜ばれるであろうこと請け合いのボトルでした。

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