カールユング スパークリング ドライの味わいレビュー

カールユング スパークリング ドライの味わいレビュー

オーツカ

今回はノンアルコールスパークリングワイン「カールユング スパークリング ドライ」を飲んでいきまっしょう!

製造しているのは、1868年に創立された歴史あるワイナリー「カールユング社」。

ノンアルコールのための新しいアルコール除去の方法を確立させ、ノンアルコールワイン界を先導している存在です。

やや辛口ですっきりした味わいが特徴で、日本でも仕入れているレストランが多いのではないでしょうか。

どのように製造されているのか、その方法やワイナリーの情報に加えて「カールユング スパークリング ドライ」の美味しい飲み方も一緒にご紹介します。

「カールユング スパークリング ドライ」の分類と栄養成分

カールユング スパークリング ドライ

分類とアルコール度数

「カールユング スパークリング ドライ」のアルコール度数は0.5%未満です。

日本の法律では1%未満は酒類に該当しません。

しかし日本では一般的に0.1%以上のものを「低アルコール」とするケースが多いです。

0.005%未満の場合には「ノンアルコール」および「アルコール0.00%」と表示できます。

そのため「カールユング スパークリング ドライ」が分類されるのは「低アルコール」飲料。

妊娠中や授乳中、運転を控えている方は大量に飲むことは避けましょう。

原材料

「カールユング スパークリング ドライ」の原材料は以下の通りです。

脱アルコールワイン、砂糖、炭酸、酸化防止剤(亜硫酸塩)

オーツカ

通常のワインからアルコールのみを取り除いているため、香料などを使用せずともワインに近い味わいを再現できています。

カールユングはこの低温低圧蒸留法を用いノンアルコールワインをはじめてつくったと言われています。

基本栄養成分

「カールユング スパークリング ドライ」の基本栄養成分は以下の通りです。

(100mlあたり)
エネルギー:23.5kcal
たんぱく質:0g
脂質:0g
炭水化物:5g
糖質:5g
塩分:0.1g

オーツカ

ワインは、発酵後も残る糖分の量(残糖量)で甘口か辛口かを決めます。

「カールユング スパークリング ドライ」の残糖量は50g/1L。

これは「甘口~半辛口」の境目。なので甘みも感じられるかと思います。

カロリーは通常ワインの三分の一程度。炭水化物量については通常のワインとほとんど差はありません。

カールユング スパークリング ドライのお味は?

続いてカールユング スパークリング ドライの味わいをレビューしていきます。

カールユング スパークリング ドライの味と評価評判

カールユング スパークリング ドライの味わい
果実味
(3.0)
酸味
(4.0)
キレ
(4.0)
香り
(3.0)
余韻
(3.0)
甘さ
(2.0)

オーツカ

ワインらしい香りがしっかりと残っておりイーストと蜂蜜のニュアンスを感じる。

ガス圧は高めで口当たりはドライ寄り。

発酵過程を経ているため残糖度は低め、食中酒、食前酒としてとても良い。

酸、キレ、ともに強くバランスがいい。

圧倒的なコスパと言える。

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カールユング社の歴史と特許を取得した製造方法

カールユング社

CARL JUNG(カールユング)社が位置するのは、ドイツの観光地として年間300万人以上が訪れるというルーデルハイム市。

1868年にブドウ園経営とワイン貯蔵の樽造りを主な仕事としていたカールユングによって設立されました。

創立者であるカールユングの父親、ヨハンユングは1798年生まれで、急流で有名なライン河の難所「ビンガーロッホ」のライン輸送船会社の水先案内人をしていました。

ヨハンは26才で若い資産家の娘と結婚します。

この娘がとんでもないお金持ちで、二人は結婚して間もなくライン河のスロープにあった歴史あるリースリングのブドウ畑を買い取り、時間を見つけては心を込めて手入れをしました。

つまりカールユングの両親はすでにブドウ畑を所有していたわけです。

 

1841年に生まれたカールユングは、非常に優秀で若い頃からワインづくりやワイン樽の製造を学び、1868年に両親のブドウ畑を譲り受けて事業を始めることを決意しました。

カールユングは1871年にワイン蒸留家の娘であるマリアと結婚。

彼女もとんでもなく頭の切れる才女で、実業家としての顔も持ち合わせました。

マリアの提案によってワインだけでなくブランデーなどの蒸留所も設立。

カールユングは主に製造を、マリアは主に営業活動をと分担をすることで会社を順調に成長させていきました。

カール、本当に持っている男です。ツイてます。

 

カールユング社の転機となったのがノンアルコールワインの製造です。

19世紀の終わりごろには健康を理由としてアルコールを医者に止められる顧客が多くなってきたことから「もしもワインからアルコールだけを取り除くことができたら」と、当時はなかったノンアルコールワインの製造に踏み切りました。

カールユングの息子がこれを実現するためにワインからアルコールのみを取り除く方法を研究し、そこで生まれたのが「低温低圧蒸留法」というもの。

従来にはない新しい方法だったことから1908年にはドイツにて特許を取得。

カールユング社は世界初のノンアルコールを製造した会社となりました。

この後も製造方法に改良を重ねながら、今ではノンアルコールワインを世界20ヵ国以上に輸出するほどに成長しています。

美味しく飲むための適温

カールユング スパークリング ドライ

「カールユング スパークリング ドライ」を飲む際の適温は、6℃~8℃。

基本的には冷蔵庫に入れておけば問題ありません。

甘口ほどではないものの甘さはそれなりに感じられるかと思うので、さっぱりした味わいが好みの方はほんの少しだけ低めの温度にすると飲みやすくなります。

カールユング スパークリング ドライと合う料理やおつまみ

「カールユング スパークリング ドライ」はやや辛口で甘味を感じるものの、その爽やかな口当たりは乾杯にはもちろん料理と一緒でも楽しめるワインではないでしょうか。

料理と合わせるなら、さっぱりとした味わいの料理であるコンソメや冷製のビシソワーズとの相性が抜群です。

おつまみにはチーズがおすすめ。

とくに相性がいいのは、クリームチーズやカッテージチーズ、マスカルポーネにモッツァレラといったフレッシュタイプのチーズですね。

オーツカ

この価格帯で普及できているのは大量生産が成せる業。

さすがカールユングといったところです。

変化球的な部分はありませんが、キレ、酸ともにどストレートに感じます。

すっきりとしたノンアルスパークリングをリーズナブルに楽しむならまずはこれから。

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