禁酒、断酒にノンアルコールビールはNG/休肝日にはメリットたっぷり!

禁酒、断酒にノンアルコールビールはNG/休肝日にはメリットたっぷり!

オーツカ

お酒を辞めたいと思い禁酒や断酒をしている人の中には、ノンアルコールビールならOKだと思っている人がいます。

しかし、ノンアルコールビールで禁酒、断酒が継続できると思うのは実は勘違いなのです。

今回はなぜノンアルコールビールが禁酒や断酒に向いていないのか。
ノンアルコールビールをどう活用していけばいいのかを解説していこうと思います。

ノンアルコールビールやノンアルコール飲料を上手に利用し休肝日を作ることは、生活や体調に多くのメリットがあります。
ある程度の期間の休肝日をつくれば、健康を維持しながらも、お酒を永く楽しむことが出来るのです。

禁酒、断酒をしたいと思っている人はノンアルコールビールはNG

現在、禁酒や断酒を行っており、継続していこうとしている方はノンアルコールビールを飲むのもNGです。

よく、「ノンアルコールビールで禁酒を頑張っている」という人を見ますが、お茶やお水に変えることをおすすめします。

お酒を辞めたいと考えている方がノンアルコールビールを飲むのは、「アルコールの入っているビールを飲みたい願望がある証拠」です。

飲み会などの席でノンアルコールビールを注文することにより、その場はお酒を飲まずに済ますことができても、脳がアルコールの味を思い出し、飲酒欲求が出てきてしまいます。

そのため、飲み会の後に一人でお酒を飲んでしまうという事にもなりかねません。
もしも、お酒に問題があって禁酒や断酒をしなければいけない場合は、疑似体験ができるノンアルコールビールでも避けるようにしましょう。

ちなみにジュースや加糖コーヒーなどカロリーの高い飲料も避けましょう。お酒は辞めれても、糖尿病まっしぐらです。

ノンアルコールビールを賢く使う

断酒や禁酒は行っていなくても、体調を整えるためにアルコールを控える必要があると感じる時はあるでしょう。

特にお酒大好きな方は、毎日酔っぱらうまで大量のお酒を飲んでしまうことがあります。
風呂上りのビールが癖になっている人もいますよね。
こういった方は慢性的な内臓疲れで、体がだるかったり、顔色が悪かったりするものです。

そんな時にノンアルコールビールやノンアルコールワインの置き換えはうってつけ

現在のノンアルコールビールは、本物のビール同様においしい口当たりになっています。
何となく口寂しいと感じた場合でも、代替品としてはかなりレベルが高いですし、ノンアルコールビールの味が好きという方も増えてきました。

炭酸入りのノンアルコールワイン(シャンパン)も非常においしく、贅沢で満足のいく休肝日を過ごせるはずです。

昨今では居酒屋でもノンアルコールビールやノンアルコールワインを置くところがあり、接待などの「付き合い」にも対応できます。

アルコールを体内に入れることにはならないので、肝臓を休めて体調を整えたい時にも賢く利用することが可能です。

休肝日を作れば健康的にお酒を楽しむことができる

お酒を楽しむためには、体調の管理が大事です。
特に、肝臓を休めておくことは、健康的にお酒を楽しんでいくためにも意識して行うべきです。

休肝日をつくることで肝臓を休めることにつながることを知っている方は多いですが、どの程度の期間続ければ良いのでしょうか。

肝臓の回復を考えるのであれば、最低1週間はお酒を飲まずに生活する必要があります。

肝臓は解毒作用に寄与している数値であるγ-GTPの数値を見ることで状態を知ることが出来ます。
成人男性では10~50、成人女性であれば9~32程度が正常とされており、γ-GTPが100を超えるのは、異常値であり肝臓を休めなければいけません。

肝臓は回復も早く、γ-GTPが100を超えていたとしても数日間休めれば正常値まで戻ります。

γ-GTPの数値が下がってもすぐに飲み始めるのではなく、目安として最低でも1週間ほどの休肝日をつくると良いです。体調が悪いと感じた時には、1週間ほどの休肝日をつくりましょう。

ネットや書籍の情報で、「休肝日は週2日」は作ることをすすめている記事もあります。

もちろん、肝臓は2日もあれば機能が回復し始めます。しかし、「休肝日は週2日」は、週5日は飲んでいることを前提にした言い方なのです。
これは、「どうしても週5日はお酒を飲みたいという気持ちの表れ」でもあるのです。

「休肝日は週2日」は、短期的に見れば肝臓の機能が回復しますが、中長期的に見れば肝臓へのダメージは避けられません。

肝臓はγ-GTPが正常値に戻ってから休みはじめ、その機能を回復させ始めます。
γ-GTPは2日ほどの休肝日で正常値に戻りますが、機能を回復させるためにも1週間ほどの休肝日をつくることは大事なのです。

休肝日をとることの5つのメリット

休肝日をつくることは、肝臓を休めて体調を整えるだけではありません。

休肝日を過ごすことには、それ以外にも数多くのメリットがあります。

ここからは、ノンアルコールビールなどを上手に利用して、休肝日をつくることの5つのメリットを紹介していきます。

朝の目覚めの爽やかさが桁違い

お酒を飲まずに眠ると、翌朝の目覚めが非常に爽やかになります。
お酒を飲んでいなければ質の良い睡眠がとれて体力はきちんと回復するのです。

お酒を飲む方なら、多くの方が二日酔いの不快な目覚めを経験したことはあるでしょう。頭がボーっとして、頭痛もあり長時間寝ているはずなのに疲れが取れていない不快感です。

お酒を飲まずに寝れば、二日酔いのような不快感は無く疲れも取れているので、実感として桁違いの爽やかさを感じられます。

万全の体調で一日を過ごせる

休肝日をとれば、体調がすこぶる良くなるのもメリットです。

休肝日をとると、良質な睡眠ができるので、前日までの疲れがとれて朝から快活に動き出せます。

二日酔いの時のように、何をするにしても怠さで行動に移せないようなことはありません。

さらに、肝臓を休めることは、身体の回復力自体も向上させる効果があります。飲みすぎた翌日、ジムなどでトレーニングをしている方はわかると思いますが、いつもよりだるくて身が入らないことを経験しているはずです。

休肝日は短期的だけではなく、中長期的にも体調を維持することに寄与するのです。

趣味やレジャーを心の底から楽しめる

休肝日をとることで体調も気分も良いため、行動力が高まります。

仕事が休みの日には、1日を趣味に没頭したり、家族や友人と出かけたりするなどして有意義に過ごすことが出来ます。

二日酔いを経験している方の中には、1日中布団から出ることなく時間を過ごした方も多いのではないでしょうか。

お酒を飲まなければ、趣味やレジャーを心から楽しみ素敵な思い出が残せます。また、勉強などに取り組めば、新しい知識や技術が身について自分自身の成長にもつながります。休肝日をつくることは、自分自身がやりたいことを楽しめるメリットもあるのです。

お金の無駄使いが無くなる

お酒を飲まないとお金の無駄使いが無くなり、経済的に余裕が出るのもメリットです。

交際費がかからないというのはもちろんですが、どちらかというと無駄遣いを控えるといったメリットでしょうか。

お酒を飲んでいると、気持ちが大きくなり、計画的なお金の使い方が出来なくなります。酔っぱらった状態でインターネットで買い物したこと、ありませんか?
さらに複数人で飲んでいるときは、2次会、3次会とずるずると飲み続けることもあるので、出費はさらに大きくなってしまいがちです。

正常な判断を保ち、こういった「リスクが避けれる」こともメリットと言えます。

休肝日はお酒を飲んだ日よりも何杯も経済的に過ごすことが出来るのです。

肝機能の回復につながる

休肝日は、その名の通り肝臓を休める事であり、肝機能の回復につながるのもメリットです。

お酒を飲んでアルコールを摂取する事は、人間の身体にとっては毒となります。

お酒を飲んでいる時に、肝臓は毒素を中和しなければいけないため、常に肝臓を働かされている状態になっています。自身が寝ている間にも肝臓は、アルコールを中和するために働き続けているのです。肝臓も常に働かされている状態にあれば、疲労も溜まります。

最悪な場合は、肝臓の機能の障害にも発展してしまいます。肝臓は、休めることで機能の回復をさせることも必要なのです。

アルコールのように人体に毒素とならない食生活をしていれば、肝臓を休めることになり肝機能も回復していきます。

ノンアルコールビールの質は日々進化している

ノンアルコールビールの質は、日を追うごとに進化しています。

ノンアルコールが販売された初期には、アルコールが入っていないという部分だけが重視されていました。
しかしながら、現在ではがノンアルコールビールの味の部分も重視される時代に入っています。

つまり、アルコール無しでもビールの味を楽しむことが出来る時代なのです。

美味しいお酒も、楽しい飲み会も度を過ぎると体調を崩してしまいます。
そうなると、お酒も飲み会の雰囲気も楽しむことが出来なくなってしまいますね。

長期的にお酒を楽しむためには、自身の体調やお酒を飲む量・頻度をきちんと管理することが大切です。
ノンアルコールビールを上手に利用すれば、ビールの味や飲み会の雰囲気をたのしみながら肝臓を回復させることが出来ます。

ノンアルコールビールを上手に活用しながら、日々の生活を楽しみましょう。

これまでの経験から、おいしいノンアルコールビールをまとめてみました!