オーツカ
ビットブルガーは、ドイツのビットブルク発のビール醸造会社で、有名なピルスナービールブランドの一つ。
世界60ヵ国で販売されており、そのうち30ヵ国では一流ホテルやレストランで銘柄を指定されるほど。
そんなビットブルガーの中の唯一のノンアルコールビールテイスト飲料が、「ビットブルガー ドライブ」。
国内で扱っているショップもそこそこあり人気の1本です。
麦芽・酵母・ホップに加えてアイフェル産地の水を原材料としながら、ドイツならではの製法で作られています。
今回は、「ビットブルガー ドライブ」を飲みつつ、その味の特徴や原材料についてレビューしていきたいと思います。
これまでの経験から、おいしいノンアルコールビールをまとめてみました!
コンテンツ
ビットブルガー ドライブの分類と栄養成分
ビットブルガー ドライブは、ドイツ生まれのノンアルコールビールテイスト飲料。
日本国内では瓶飲みでの発売のようです。
ビットブルガーには同じくノンアルコールの商品で「ビットブルガー 0.0 ピルス」なるものがあり、こちらは缶もあるようですが日本未発売っぽいですね。
では、「ビットブルガー ドライブ」の原材料など、基本情報についてご紹介していきます。
ビールの分類とアルコール度数
ビットブルガー ドライブのアルコール度数は、0.03%。
日本国内で製造販売されているノンアルコール飲料は、以下に則ったものがほとんどです。
ノンアルコール飲料とは、アルコール度数 0.00%で、味わいが酒類に類似しており、満 20 歳以上の成人の飲用を想定・推奨しているものとする。
(引用:酒類の広告審査委員会|http://www.rcaa.jp/standard/)
「0.00%」という表示はアルコール度数が0.05%以下であれば表示できるので、アルコール度数0.03%のビットブルガー ドライブも、日本で多く販売されているノンアルコール飲料と同程度ということになります。
ちなみにアルコール度数0.05%は、果実に含まれる微量のアルコール分と同程度
原材料
ビットブルガー ドライブの原材料は、以下の4つのみ。
麦芽・ホップ・酵母・水
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ビールの原材料に制限をかけているドイツビールということもあって、着色料や甘味料などといった副原料は一切使われていません。
海外のビールはなんとなく怖いと躊躇してしまう人もいますが、正直、原材料の点では日本よりもナチュラルなのではないかと思います。
日本のノンアルコールビールテイスト飲料は、フリーを謳っている大手の製品でさえも人工甘味料や苦味料は使用されている、という場合が多いので・・・
もちろん多少の摂取であれば問題はないともいえますが、少しでも安全性の高いものを選びたい、という人は海外のものも試してみて欲しいです。
栄養成分表示
ビットブルガードライブの栄養成分表示は、以下の通りです。
(100mlあたり)
エネルギー:22kcal
たんぱく質:0.5g
脂肪:0g
炭水化物:5.1g
糖類:0g
ナトリウム:0g
麦芽:12%
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炭水化物は5g入っていますが、通常のビールと比べるとカロリーは控えめ。
糖類0g、さらに人工甘味料を使用せずにビールの旨味を引き出しているというのはかなり優秀かなと思います。
使用している麦芽の割合まで公表しているのも珍しいです。
それほど原料に自信を持っているのでしょう。
ビットブルガー ドライブのお味は?
続いてビットブルガー ドライブの味わいをレビューしていきます。
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トップノートはとても爽やかな香りでハチミツとローストした穀物を感じます。
ホワイトエールのような味わいで飲みやすい。
一見淡白な味に思えたが、ハーバルな印象と共に、徐々に苦みを増していく。
ネガティブな要素が少ない飲みやすいノンアルビールですが、単体で飲むにはやや満足度は薄いか。
しかし食前、食中には大アリ。
食事を邪魔しないので麦茶やウーロン茶感覚で楽しめる。
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日本人にもなじみのあるラガービール
ビットブルガー ドライブの発酵方法は下面発酵。
これはラガービールの製法でのど越しを楽しめるタイプのビールに仕上がります。
日本国内でビールといえばこの下面発酵を利用したラガービールがほとんど。
その割合は国内ビールの9割だといわれています。
そのためドイツ産ビールではあるもののの、日本人の口にもなじみのある味わいに仕上がっています。
ドイツ生まれで、「ビール純粋令」に則った優秀な1本
「ビール純粋令」による原材料とは?
「ビールの本場といえばドイツ」と語られる背景には、ドイツにある「ビール純粋令」という法律が関わっています。
もとはビールの品質向上や小麦の使用制限のためのものでしたが、この法令によって現在のドイツビールがあるといっても過言ではありません。
「ビール純粋令」とは「ビールは大麦、ホップ、水のみを原料とすべし」という原材料の制限や、1マース(およそ1リットル)あたりの価格制限を定めたもの。
現在では、大麦、ホップ、水に加えて酵母の使用も認められています。
ビットブルガードライブもノンアルコールでありながら、この法律に則った原材料のみで製造をしています。
このように、シンプルかつビールと同じ原料を使用しているからこそ、ノンアルコールにありがちなクセや甘味、苦味なども感じにくいのかと思います。
その製造方法は?
日本国内と海外では、ノンアルコール飲料の製法に違いがあります。
というのも、国内でノンアルコールビールテイスト飲料をつくる際には、その工程の最初からノンアルコールのものをつくらなければならないのです。
一方ドイツのビットブルガー ドライブの製法は、アルコールが含まれた通常のビールをつくり、そこからアルコール分を抜くというもの。
そのためビットブルガー ドライブは通常のビールと製法が全く同じで、違うのは最後のアルコール分を抜く工程のみ。
ノンアルコールビールテイスト飲料というよりは、本当にビールからアルコールを抜いた飲料なのです。
かなりビールに近い味わいが再現できているといえるでしょう。
香りや味わいの特徴は?
スポーツや運動の後にもおすすめ
ビットブルガー ドライブは、スポーツや運動後のタイミングで飲むのにも適していると謳っています。
というのも、ビットブルガー ドライブにはビタミンが含まれているそうで、運動後の枯渇した体にはピッタリなのだとか、
加えて、アイソニックとも表記されているのもポイント。
日本でアイソニック飲料といわれているものは、人間の体液の浸透率とほぼ等しいものを指すようで、ポカリスエットやアクエリアスなどが挙げられます。
日本のアイソニック飲料の中でも、ビタミンが含まれているものは高機能とされているので、ビットブルガー ドライブもそれに近い役割をしてくれるのではないかな、と思います。
オーツカ
まさかスポーツの後にノンアルビールを飲む時代が到来するとは、、、、、(笑)
苦めでモルティな商品なので、ゴックゴックいけますよ。
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ノンアルコールビールをおいしく飲むのであれば缶から直接はNG!
ビール専用グラスを使うことを強くおすすめします!
味わいも奥行きもグッと変わってくるので「ちょっといい」グラスに投資をしましょう!
僕が使っているのはシュピゲラウの<クラフトビールグラス>バレルエイジドビールです。
いわゆるチューリップグラスで、泡を固めて盛り上げ、外に開いた口が香りやフレーバーを最大限に引き出してくれます。
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