オーツカ
国内メーカーの「株式会社アルプス」によるアルコール0.00%のノンアルコールワイン「ヴァンフリー」。
パッケージに大きくFreeの文字。そしてノンアルコールという表記。
スーパーやリカーショップでも手に取りやすいノンアル白ワインでしょう。
赤白2種類ありますが、こちらでは白のほうを試します。
味のレビューはもちろんのこと、これを手掛けたアルプスのこだわり、飲み頃やアレンジについてもご紹介していきたいと思います。
コンテンツ
ヴァンフリー白の分類と基本栄養成分
分類とアルコール度数
アルプス「ヴァンフリー」の分類は90%混合果汁入り飲料です。
アルコール度数は0.00%。完全なゼロです。
日本では法律上脱アル(最初に本物のワインをつくりアルコール分だけ取り除く)は作れないので、実際のところはブドウジュースです。
子供から大人までお酒の飲めない人でも楽しめます。
原材料
ヴァンフリー白の原材料は以下の通りです。
オーツカ
白ワインで主に使われる品種で、ソーヴィニヨン・ブラン種とシャルドネ種が主体です。
基本栄養成分
ヴァンフリー白の基本栄養成分は以下の通りです。
(100mlあたり)
エネルギー:42kcal
たんぱく質:0.2g
脂質:0g
炭水化物:10.2g
ナトリウム:1~20mg
オーツカ
脱アルの白ワインと比べると2.5倍くらいでしょうか。
本物のワインと比べると、およそ2分の1程度ですね。
ヴァンフリー白のお味は?
続いてヴァンフリー白の味わいをレビューしていきます。
オーツカ
香りはマスカット、白桃。
味わいはフレッシュなレモンジュース。
甘さと渋さのバランスは良いがちょっと子供っぽいというか、華奢で味気ない。
ジュースほどは甘くないが、お酒を飲み慣れていなくて、普段サワーなど甘めのチューハイなどを飲む方にはよいかも。
ちょっと食事中には合わないかな。
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ヴァンフリーをつくっている株式会社アルプスの紹介
「アールプスワ~インでヨーロレッヒヒ~♬」というフレーズが妙に頭に残りますね。
1927年に創業された株式会社アルプスでは、主にワイン、果汁の製造に取り組んでいます。
安全かつ高品質な製品を提供するべく、2012年6月には食品安全管理システム”FSSC22000″の認証を取得するとともに社内における改善活動を積極的に実施。
そして2008年には農業法人『アルプスファーム』を設立しました。
長野県内の耕作放棄地をぶどう園に移し替え、増大する日本国内のワイン需要に対応するために高品質なぶどうの自社栽培をスタート。
常に変化する需要に合わせながら「時代が求めるワインとジュースを」と掲げたワイン造りを提供しています。
アルプス製品へのこだわり
葡萄畑
アルプスの製品に用いられるブドウは、主に3か所で栽培されています。
①アルプス出荷組合
ひとつめは「アルプス出荷組合」です。
1970年代には長野県のぶどう栽培農家と組合を結成。
これによって、組合員であるぶどう栽培農家の方によって大切に育てられた品質の高いぶどうの安定的な供給が可能になりました。
②アルプスファーム
2つめは「アルプスファーム」。
「アルプスファーム」は、アルプスによって2008年に設立された農業法人。
塩尻桔梗ヶ原を中心として存在していた耕作放棄地を取得してぶどう園に転換しました。
長野県塩尻は日照量が豊富で、収穫期の昼夜の温度差が大きいために良質のぶどうが栽培されています。
メルロー、シャルドネ、ブラッククイーンにカベルネソーヴィニヨン、カベルネフラン、ソーヴィニヨンブラン、シラー、ツバイゲルトレーベ等、と聞いたことのある名前も多いような幅広い品種を栽培。
自社農園の充実を図り、今後も拡張を目指しています。
③オーガニックファーム
3つめは「オーガニックファーム」。
有機ぶどう栽培は、雨の多い日本国内での栽培は難しいとされています。
そのためアルプスでは、降水量が少なく、有機農法によるぶどう栽培が可能な米国ワシントン州ヤキマバレーの栽培者と契約を締結。
アルプスの有機ジュースや有機ワインはここで育った有機ぶどうを用いて製造されています。
品質管理
アルプスでは、2012年に食品安全管理システムであるFSSC22000の認証を取得(対象:果汁)。
これによって今までよりも厳正な品質管理システムが構築されました。
きちんと製造ロット毎に精度・酸味・香り・色合いなどを厳しく審査しています。
設備・システム
アルプスでは、自動箱詰めライン、品質の劣化を防ぐ自動倉庫、最新の醸造設備である瓶熟成庫などが揃っています。
消費者からの注文にも迅速に対応できる体制というわけです。
ヴァンフリーのポイント
海外で製造されるノンアルコールは、本物のビールやワインからアルコールを抜くという製造方法ができるとされています。
一方日本で製造されるノンアルコールは製造過程でもアルコールを含んではならず、一からジュースなどを用いてワイン風の味わいを再現する製法です。
ヴァンフリーも後者の製造方法であるものの、こだわっているのは本物のワインと同じような健康効果。
ヴァンフリーの白には、ワインと同等の有機酸とカリウムを含んでいます。
オーツカ
アルコールを飲みなれていない人はこちらのほうがおいしく感じることもあるかも。同じ国産のカツヌマグレープ ブランに傾向は似ている。
国産の白ワインテイスト飲料にありがちな、ちょっと甘ったるい味わいなので、本格派はヴィンテンスやモンティヨンといった脱アル白ワインをおすすめします。
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