オーツカ
ワイン界隈では話題の生産者「ドメーヌ・シモン・ビーズ」。
フランスのサヴィニー・レ・ボーヌという村で、緻密で繊細なワインを生み出しています。
そんな注目の作り手がリリースしているぶどうジュース「ジュ・ド・レザン」。
パケージがめっちゃ可愛いので気になっていた商品です。
今回はこちらを飲んでいきたいと思いまーす。
コンテンツ
ジュ・ド・レザン・シャルドネの分類と原材料
分類とアルコール度数
ジュ・ド・レザン・シャルドネは清涼飲料水に分類されるいわゆるブドウジュースです。
ワイン用ブドウだけで造られておりアルコールは入っていません。
下戸の方、妊婦の方、お子様も安心して飲むことができます。
原材料
ジュ・ド・レザン・シャルドネの原材料は以下の通りです。
ぶどう果汁、酸化防止剤(亜流酸塩)
オーツカ
香料や保存料は一切使用していませんが、普通のワインと同じく酸化防止剤(亜硫酸塩)が入っています。
人体には影響がない量なのでご心配なく。
過去、ワインを飲むと二日酔い頭痛が重くなるのは酸化防止剤が原因とされる説がありましたが、これは亜硫酸塩ではなく、「ヒスタミン」や「チラミン」が頭痛を引き起こすという説が有力です。
カロリーは特に明記はありませんでしたが、これまでの経験上、この手のぶどうジュースは100mlあたり65kcal前後かと思います。
ジュ・ド・レザン・シャルドネのお味は?
続いてジュ・ド・レザン・シャルドネの味わいをレビューしていきます。
オーツカ
香りは煮詰めた果実。たとえばリンゴのコンポート。
その後ジワリとバターシュガーのような香ばしく甘いアロマ。
味わいは粘性がありとにかく甘い。甘味&甘味。
カンロ飴。スッパイマンの梅キャンディー(こんなやつです)。
ストレートは甘さがややきつく飲み込みにくいですが、クラッシュアイスにソーダをたっぷり注いで飲むと、見違えます。
しなやかな酸も立ち込め、生き生きとし、フレッシュでフルーティー味わいが楽しめます。
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醸造家ドメーヌ・シモン・ビーズについて
初代シモン・ビーズがドメーヌを創設したのは1880年。ほんの小さなブドウ畑を耕作してブドウ栽培を始めました。
1950年には3代目シモンが、ブドウ栽培だけでなく醸造も開始します。
大戦後の傷も癒えぬまま元詰めされたドメーヌ・シモン・ビーズのワインは高く評価され、レストランのシェフやソムリエ、さらにワイン愛好家の間で広まっていきました。
転機は1972年。
ドメーヌを引き継いだ3代目シモンの息子パトリックがドメーヌのブランディングに貢献します。
1995年にラトリシエール・シャンベルタン、1997年にコルトン・シャルルマーニュと、赤白ふたつのグラン・クリュを手に入れることに成功し、ブドウ畑を大きく拡張。
そして1998年、パトリックは日本人女性の千砂さんと結婚。
ふたりの子どもにも恵まれたものの、2013年10月、61歳の若さで他界します。
以後、ドメーヌの舵取りは千砂さんと、パトリックの妹マリエルに委ねられているそうです。
畑はリュット・レゾネで管理し、2008年より一部ビオディナミに移行中ですが、除草剤など化学的なものは一切使用せず、土壌への負担を極限まで減らしています。
シモン・ビーズのワインの特徴は端正でエレガントと世界的に評価されています。
リュットレゾネとは、できる限り農薬の量を減らし、環境に最大限配慮したうえで必要最小限度の農薬を使用する栽培方法。 リュットレゾネはフランス語でLUTTE RAISONNEEとつづり、直訳すると「合理的な闘争」となる。
ビオディナミは「バイオダイナミクス(英語読み)」と読まれる。ビオロジック農法がベースとなった有機農法で、オーストリアの人智学者ルドルフ・シュタイナーが20世紀に提唱した理論に基づいて生まれた農法。
土壌や植物、生物はもちろん、天体の動きまでも反映した独特な栽培方法で、星の位置などを記した種まきカレンダーを使用したり、自然素材由来の肥料を利用(牛糞やタンポポを肥料として活用)したりします。
数量限定生産のジュ・ド・レザン・シャルドネ
今回飲んだ「ジュ・ド・レザン・シャルドネ2018」は2011年ヴィンテージ以来の数量限定販売。
かなり久しぶりの販売らしく、なかなかお目にかかれない商品のようです。
2019以降も販売が期待されますね。
ちなみにジュ・ド・レザン・シャルドネの畑や栽培方法について、以下に掲載しておきます。
畑
『ブルゴーニュ・レ・ペリエール』を名乗れる区画の畑でワイン用のブドウ(シャルドネ)を100%使用しています。
栽培
リュットレゾネと一部ビオディナミ。化学的なものは一切使用しておりません。
製造
ブドウ本来の果実味と美しい酸を損なわないように、最新の設備と独自の手法を用いて冷却、加熱処理、荒熱除去、ろ過、瓶詰まで、厳密な温度管理のもと秒単位で進められ、酒石酸の除去も2~3週間かけてゆっくりと行っているため非常に滑らかな口当たりです。
オーツカ
パッケージが凝っているので、パーティやカフェタイムなどにもいいかもしれませんね。
ソーダ割はぜひ試してほしい味わいです!
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