オーツカ
1895年創立のベルギーの老舗飲料メーカーである「ネオブュル社」によるノンアルコールワインシリーズ、「ヴィンテンス」。
日本でもかなり出回っているシリーズですね。
白スパークリング、ロゼスパークリング、ロゼ、白、赤にカクテル風のワインテイスト飲料まで幅広いラインナップが揃っていますが、今回はその中から白の「ソーヴィニヨン・ブラン」をご紹介。
ネオブュル社は個人的にレベル高いと思っているので楽しみです。
コンテンツ
「ヴィンテンス ソーヴィニヨン・ブラン」の分類と栄養成分
分類とアルコール度数
「ヴィンテンス ソーヴィニヨン・ブラン」は、清涼飲料水に分類されています。
アルコール度数は、0.0%。
一からノンアルコールで造られたブドウジュースではなく、ワインからアルコールを取り除いたものです。
原材料
「ヴィンテンス ソーヴィニヨン・ブラン」の原材料は以下の通りです。
ワイン、ぶどうジュース、酸化防止剤、香料
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基本栄養成分
「ヴィンテンス ソーヴィニヨン・ブラン」の原材料は以下の通りです。
(100mlあたり)
エネルギー:16kcal
たんぱく質:0g
脂質:0g
炭水化物:4.5g
食塩相当量:0g
オーツカ
ヴィンテンス ソーヴィニヨン・ブランのお味は?
続いてヴィンテンス ソーヴィニヨン・ブランの味わいをレビューしていきます。
オーツカ
香りは本当に弱く、鼻を突っ込んで嗅いでみてもなかなか取れない。
うっすらとだがプロセスチーズのような匂いがある。
味わいはミネラリーで酸も甘みも控えめ。
カロリーハーフのマヨネーズを彷彿とさせるフレーバーがあるので、お好み焼きやたこ焼きなど、ソースとマヨネーズをかけた濃く酸味のある食事には合わせやすそう。
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「ヴィンテンス」を手掛けた「ネオブュル社」について
ネオブュル社によって手掛けられている「ヴィンテンス」シリーズは本物のワインの味わいにほど近く、ワイン好きにも好まれるノンアルコールワイン。
手掛けたネオブュル社は1895年設立のベルギーの老舗飲料メーカーで、ベルギー東部リエージェ近郊の小都市であるオーベルの田園地帯の真ん中に40,000平方メートルもの敷地を所持しており、そこに工場と自社農園を備えています。
ネオブュル社の主力製品はシードル、ノンアルコール発泡飲料、フルーツ・スパークリング・ジュースなど。
中でも1980年代より発売されたフルーツ・フレーバード・シードルがかなりの人気を獲得したことをきっかけに、 今ではベルギー・オランダ圏内で有数のシードルメーカーになりました。
とくに同社のノンアルコールスパークリングワインである「デュク・ドゥ・モンターニュ」はワインの盛んなフランスで年間100万本以上も販売されるほど人気の高い商品です。
ベルギー大使館推奨メーカーでもあり、日本の様々なメディアへの掲載や多くのレストランでの採用など注目度の高いブランドです。
ワイン造りを監修した、「ベルナール・マグレ」について
「ヴィンテンス」の味わいを完成させたのはネオブュル社だけの力ではなく、ベルナール・マグレ社による監修の結果でもあります。
ベルナール・マグレは、ブルゴーニュと並びワインの2大生産地とも呼ばれているボルドーに生まれました。
ボルドーに22箇所ものワインヤードを所持しており、まさにボルドーワイン界における超大物で、世界中へ事業拡大しています。
もともと品質の高いワインを製造することに力を注ぎ、スーパーマーケットにポートワインや蒸留酒・カクテルを販売することで資産を築きました。
その後は次々と有名な農園を買収。
シャトーフォンブーロージュ(1999年購入)、シャトー ラトゥールカルネ(2000年購入)などを所有します。
ベルナール・マグレが数々のシャトーの中でも拠点としているのは、シャトー パプクレマン。
1本数万円はするボルドー・グラーブ地区の格付けシャトーの一つです。
シャトー パプクレマンは、13世紀当時の1305年にクレマン5世として法王となったベルトランドデ ゴースの居城で、ベルトランドデ ゴースの死後はボルドーを管轄区とする司教たちの手によってフランス革命まで大切に受け継がれました。フランス革命を記念して植えられた杉の木は、200年以上が過ぎた今日でもその庭の中心に見ることができます。
シャトーのワイン醸造は700年間もの間受け継がれており、シャトーパプクレマンからは最高の味と色を持つ品質の高いワインがいくつも造りだされて1878年の万博では金メダルを受賞しました。
ベルナール・マグレは革新的なワイン生産者として知られていますが、自然や歴史を重視した伝統的な手法も用いることでも評価されています。
ちなみにベルナール・マグレは科学・音楽・芸術などにも造詣が深く、フレミッシュ絵画、中世からルネッサンス期の家具・木製品、テキスタイルのコレクターでもあります。
その芸術的センスは、シャトーそのものの在り方やワイン造りのアプローチにも影響を与えているというわけです。
「ヴィンテンス」も世界有数のシャトーを持つベルナール・マグレ監修ともなれば箔が付こうってなもんです。
ヴィンテンスの製造方法
従来のノンアルコールワインは、ブドウジュースに炭酸と香料を混ぜてワインの風味を出したりお茶の渋みによってアルコール感を出したりしていたものがほとんどです。
特に製造過程でアルコールを含むものは作れない日本メーカーにはこの製法が多く見られます。
一方、ヴィンテンスでは本物のワインを製造してからアルコール分のみ抜いているため、ワイン特有のアロマや味わいをそのままに味わうことができます。
飲み頃は?
「ヴィンテンス ソーヴィニヨン・ブラン」の飲み頃は7℃~10℃。
辛口白ワインの適温である7℃~14℃ですが「ヴィンテンス ソーヴィニヨン・ブラン」は甘さや酸味が控えめなので、低めの温度に冷やしてさっぱり飲むと良いかと思います。
オーツカ
香りは淡い感じだけれど、白ワインらしさはしっかりと感じ取ることができます。
モンティヨン・ブランよりは酸も控えめなので個人的にはこちらのほうが好きです。
食事の邪魔をしない味わいで、特にソースを使った料理には合いそう。
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