オーツカ
今回飲んでいくのは、ドイツの飲料メーカー「ユニバース・ドリンク」による「ナイト・オリエント・クラシック」。
国際味覚審査機構(ITQI)認定の「優秀味覚賞」をはじめ、2010年にドバイの「ベスト・プロダクト・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなどとその実力は高く評価されています。
国際的なイベントでも振舞われ、そのかわいらしいラベルも目を惹きます。
今回は「ナイト・オリエント・クラシック」を実際に飲みつつ、その味わいのレビューをしていきたいと思います。
コンテンツ
ナイト・オリエント・クラシックの分類と栄養成分
分類とアルコール度数
日本ではアルコール分が1%未満であれば酒類とはみなされませんが、微量のアルコールが含まれているノンアル製品は多いです。
そのため0.005%~1%未満を「低アルコール」、0.005%未満を「ノンアルコール」および「アルコール0.00%」と分類しています。
「ナイト・オリエント・クラシック」のアルコールは0.0%。
完全な0ではなく、ちょーっとだけ入っていると思います。
ただしハラルフードでもあるので、アルコールを口にすることの出来ないイスラム教の方も飲めるようつくられています。
過度に心配するアルコール量ではないかとは思いますが、極度にアルコールに弱い方はお医者さんに相談してください。
原材料
ナイト・オリエント・クラシックの原材料は以下の通りです。
ワイン、濃縮ブドウジュース、砂糖、炭酸ガス、天然香料、酸化防止剤
オーツカ
使われているブドウの品種は、アイレン、アルバリーリョ、ヴィウラの3つ。
それぞれの品種が占める割合やその特徴については後述します。
基本栄養成分
「ナイト・オリエント・クラシック」の基本栄養成分は以下の通りです。
(100mlあたり)
エネルギー:24kcal
たんぱく質:0g
脂質:0g
炭水化物:5.8g
ナイト・オリエント・クラシックのお味は?
続いてナイト・オリエント・クラシックの味わいをレビューしていきます。
オーツカ
トーストパンにローストしたヘーゼルナッツの香り。中盤からレモン、ヨーグルトのホエイ、ビネガーの酸味。
味わいは固めのパインアメ。酸のキレがよく、クセがない。
当初デュック(デュク)・ドゥ・モンターニュに近いと思ったが、こちらの方が酸が強くドライ。
ラベルはこっちのほうがかっこいいね!
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ブドウの品種と割合で見る、ワインの特徴
ナイト・オリエント・クラシックは3つの品種のブドウをブレンドさせてできたワインです。
それぞれの品種の割合は以下の通りです。
- アイレン:80%
- アルバリーリョ:10%
- ヴィウラ:10%
メインのアイレンはクセがなく、甘口ワインから辛口ワインにまで使われる万能な品種。
アルバリーリョはミネラル感の強い品種で、桃や青りんごといったジューシーで華やかな香りが特徴です。
ヴィウラも香りが豊かですがこちらは柑橘系を中心とした香り。
全体的にはフルーティーで厚みを感じる甘口の味わいです。
3つの品種はそれぞれ全てに爽やかな酸味があるため、甘さを全体的に引き締めることで上品に仕上げられています。
脱アルコールの製法
従来のノンアルコールワインは、ブドウジュースを基に炭酸や香料でワインに味を似せるものがほとんどでした。
一方「ナイト・オリエント・クラシック」は、通常の完成されたワインからアルコールのみを抜くという製造方法で造られています。
ワインにもよく使われている品種のブドウから本物のワインを醸造した後に蒸留でアルコールを分離することで、基となったワインそのものの味や香りを損なわずに仕上げることができるわけです。
生産国は綺麗な酸味が特徴のドイツ
ドイツが位置しているのは、北緯50度。これはブドウ栽培における北限にあたります。
ドイツのワインは口当たりの良い酸味が特徴です。
気候も冷涼なため果実がゆっくりと熟すことができるので、綺麗な酸味を持ち合わせるわけです。ナイト・オリエント・クラシックも当てはまりますね。
戦後は甘口ワインが主流でしたが、1980年代以降は生産者のテロワール復帰によって辛口ワインも増加しました。
辛口から極甘口までといった幅広いタイプのワインが生産されているのも、ドイツワインの特徴の一つです。
世界各地で注目のユニバース・ドリンク
飲料メーカーのユニバース・ドリンク(旧オリエントドリンク)は数々のノンアルコール飲料を生み出しており、ナイト・オリエント・クラシックもそのうちの一つです。
オーナーであるアルノー・ジャッケミン氏は、ハラルフード(豚肉やアルコール等が制限されているイスラム教の法上でも口にすることが許されているもの)ビジネスにおいて成功を収めた人物の一人。
世界で16億人を超えるというイスラム圏およびイスラム教の人たちにとっても楽しめるノンアルコール飲料を生み出し続けています。
ナイト・オリエント・クラシックもヨーロッパの高級ホテルやレストラン、エミレーツ航空をはじめとした航空会社などの様々な国や宗教の人が集まる場でも販売されています。
国際味覚審査機構(ITQI)認定の「優秀味覚賞」、2010年、ドバイの「ベスト・プロダクト・オブ・ザ・イヤー」を受賞しているということもあり確かな実力が伺えます。
美味しく飲むための適温は?
ナイト・オリエント・クラシックの適温は5℃~8℃。
スパークリングは、基本的にしっかり冷やして飲むのが定番です。
とくにナイト・オリエント・クラシックは甘口ということで、これよりほんの少し低めの温度にすることで甘みもさっぱりと感じられるかと思います。
ナイト・オリエント・クラシックに会う料理やおつまみは?
ナイト・オリエント・クラシックは全体的に軽さのある味わいに感じられるので、食前酒やランチにもおすすめです。
また、今回使われているブドウの一つ、アルバリーリョが主となっているワインは「海のワイン」とも呼ばれています。
ナイト・オリエント・クラシックにおける割合は高くはありませんが、魚介類との相性も抜群。
オーツカ
ほたてやタコのカルパッチョ、白身魚のフリットなど、あっさりめの魚料理によく合います。
ちなみにスパークリングロゼも辛口でおいしいです。
こちらとロゼと飲み比べるのもいいと思います。
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