オーツカ
フランスAOCスパークリングのシェアNo.1を誇るジャイアンスが製造しているということで期待大です。
実際に飲んでみて、気になるその味をレビューしていきたいと思います。
ジャイアンス ミュスカの分類と基本栄養成分
分類とアルコール度数
「ジャイアンス ミュスカ」の製品名称は「炭酸飲料」と表示されています。
本物のワインを脱アルコールしたのではなく、ミュスカの果汁を熱殺菌したのちフィルターをかけて低温冷蔵しています。
ノンアルコールのスパークリングワインと称していますが、実際のところはぶどうジュースというわけです。
原材料
「ジャイアンス ミュスカ」の原材料は以下の通りです。
オーツカ
思いっきりマスカットぶどうジュースと書いてあります。
脱アルワインではないのでお気をつけあれ。
基本栄養成分
「ジャイアンス ミュスカ」の基本栄養成分は以下の通りです。
エネルギー:38.8kcal
たんぱく質:0.01g
脂質:0g
炭水化物:8.9g
食塩相当量:0.12g
オーツカ
甘さが強いものだと通常60kcal近くいきます。
アルコール入りのワインと比較してもそのカロリーはおよそ2分の1です。
ジャイアンス ミュスカのお味は?
続いてジャイアンス ミュスカの味わいをレビューしていきます。
オーツカ
香りはマスカットの中にレモングラスのような青臭い清涼感がある。
酸が強く、キレもある。
粘性が強くこってりと甘いカヴィオリとは違ったタイプのスパークリングぶどうジュース。
甘すぎないナチュラルな果実味が特徴的で、ラズベリーや木苺を感じさせる甘酸っぱさが心地よい。
日を置くと炭酸は弱まるが、甘酸っぱくて芳醇、原料となるブドウの酸と甘みのバランスの良さが伺える。
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フランスAOCスパークリング、シェアNo.1のブランド
1950年、「ジャイアンス ミュスカ」を手掛けるジャイアンスはコート・デュ・ローヌ中部、ディー村の協同組合としてスタートしました。
その後は2001年に会社名を現在の「ジャイアンス」に決定するとともに、ディー村以外の地域におけるスパークリングワインの生産にも着手。
ジロンド川右岸のブール村に位置していたいワイナリーの「カーヴ・ブルエット」を購入し事業を拡大します。
その後もプジャール村に醸造所を新設し、ジャイアンスのブランドの中でも高品質で評判の「クレマン・ド・ボルドー」をリリースするなど着々とその実力を発揮しています。
「クレマン・ド・ボルドー」は1990年にAOCに昇格。
シャンパーニュ地方を代表とする高級ワインに用いられているトラディショナル製法※で造られたものであり、フランス国内だけにと留まらず海外においても年々需要が高まっています。
現在ジャイアンスのワインは22カ国へ輸出されており、シャンパーニュを除くAOCスパークリングのフランス国内シェアでNo.1を誇るトップブランドへと成長を遂げました。
※トラディショナル製法:通常発酵させた白ワインを瓶詰した後、そこに糖分と酵母を加える。
瓶内発酵を促し、発酵によって発生する二酸化炭素がシャンパンにおける泡となるというもの。
瓶内での酵母との接触による特有のイースト香が感じられる他、長期間におよぶ瓶内熟成では泡が滑らかに液体と混じりあうというメリットがある。
ミュスカの品種特徴
「ジャイアンス ミュスカ」で用いられているミュスカは、主にフランス南部やアルザス地方で栽培されています。
特徴としては、全体的にフレッシュ。
まるでマスカットを丸ごと味わっているような果実感。そのアロマの中に、青っぽいさっぱりとしたハーブのイメージ、さらには黄色い南国果実も感じられます。
果実そのもののナチュラルな甘みに加えて、しっかりとした酸味もあるバランスのとれた品種です。
オーツカ
スパークリングジュースとしてはParis’16 Blancがかなり上品で好みだったけれど、あちらは甘さ控えめのエレガントな印象。
こちらはバランス重視のタイプで、全く飲み飽きない。
何より価格が安いので手軽に試せるのも魅力。
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