オーツカ
「スーパードライ」でおなじみ、アサヒから発売されている「ドライゼロ」。
ノンアルコールビールの中で、4年連続売り上げNo.1*を達成しているそうです。
ドライなのどごしでスッキリ爽快。食事と一緒に楽しめるノンアルビールというのがウリ。
「最もビールに近い味」を目指しているというドライゼロの成分や製法、こだわりについて書いていきたいと思います。
「ドライゼロは炭水化物が入ってるから太る」という噂や「妊婦は飲んで大丈夫なのか?」という疑問にも併せてお答えしていきまっしょう。
(*インテージSRI ノンアルコールビールテイスト飲料市場 2017年10月~2019年9月 累計販売金額)
これまでの経験から、おいしいノンアルコールビールをまとめてみました!
コンテンツ
アサヒドライゼロの分類と栄養成分
まずドライゼロの基本情報を見ていきましょう。
ドライゼロの分類・原材料・基本栄養成分等における特徴はこちら。
ビールの分類とアルコール度数
アサヒのドライゼロは、「ノンアルコールビールテイスト飲料」です。
パッケージに表示されているように、ドライゼロのアルコール度数は0.00%。
これは、アルコール含有量が0.005%未満だということを指します。
果汁に含まれる微量のアルコール分よりも低い量ですので、アルコールは含まれていないといっても良いでしょう。
禁酒中や運転前、妊婦の方でも、安心して飲むことができます。
基本栄養成分
続いてドライゼロの基本栄養成分は、以下の通りです。
アルコール分だけでなく、カロリーも糖質も“ゼロ”となっています。
(100mlあたり)
アルコール分(度数):0.00%
エネルギー:0kcal
たんぱく質:0g
脂質:0g
炭水化物:0.4~1.4g
糖質:0g
食物繊維:0.4~1.4g
食塩相当量:0~0.04g
プリン体:*0~1.0mg
(引用:アサヒ公式 ノンアルコール原材料・成分一覧表 https://www.asahibeer.co.jp/products/ing_non-alcohol.html)
オーツカ
「ビールの味が好きだけど糖質が気になる・・・」という人も少なくないはず。
ドライゼロにはカロリーも糖質も含まれていません。
ボディはめっちゃ軽いですが、キレの良さはスーパードライに酷似しています。
スーパードライのどごしやさっぱり感が好きな人は一度飲んでみると良いかと思います。
原材料
食物繊維(米国製造又は仏国製造又は国内製造)、大豆ペプチド、ホップ/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(アセスルファムK)
ビールの原料である麦汁は、既存のノンアルコールビールテイスト飲料でよく使用されていますが、ドライゼロは麦汁を一切使用せずにビールの味を再現することで、余分な甘みや雑味などを抑えることに成功しました。
賞味期限について
ドライゼロにハマった人はケースで購入する人も少なくありません。
まとめ買いをすると賞味期限なんかが気になりますが、ドライゼロの賞味期限は、12か月となっています。
オールフリーは9カ月だったんで、こちらのほうが長いですね。
これはあくまでも賞味期限で、ドライゼロは開封をしていない限り急速に劣化することはありません。
保管の注意点
「ドライゼロ」を含むノンアルコールのものは保管方法に注意が必要です。
アルコールを含んでいないため、普通のビールや発泡酒と比較すると、凍結しやすくなっています。
そして、凍結することによって、瓶や缶の破損につながってしまうおそれがあります。
温度の目安としては、0℃以下で保存しないことをおすすめします。
吹き出し口の付近やチルド室などは0℃以下になる場合がありますので、十分に気を付けて保存しましょう。
アサヒドライゼロのお味は?
続いてアサヒドライゼロの味わいをレビューしていきます。
オーツカ
次に牧草や干し草。動物園のモルモットコーナーやウサギ小屋の匂い。
確かにビターでスーパードライを彷彿させる切れ味を持っているが、多くのノンアルビールの中でも最もアセスルファムK(人工甘味料)の味を感じた。
時間を置かずにのどごしのみで勝負する飲料といったところ。
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スーパードライと同じ製法で製造
「最もビールに近い味」を目指しているドライゼロのおいしさのヒミツは「スーパードライ」と同じ製法を用いていること。
氷点貯蔵製造といい、この製法によって、各社のノンアルコールビールテイスト飲料とは一味違うキレのある爽快な後味を再現しています。
確かにキレはある。
「ドライゼロ」と「ドライゼロフリー」の違いは?
アサヒのノンアルコールビールテイスト飲料には、「ドライゼロ」の他にも、「ドライゼロ フリー」という商品があります。
どちらの商品もアルコールは含まれていませんが、いくつかの異なる要素があります。
ドライゼロとドライゼロフリーの違いは何なのか、二つを比較していきます。
共通点
ドライゼロとドライゼロフリーの特徴の中で、共通するものは以下の3つ。
-
- アルコール0.00%
- カロリー 0
- 糖質 0
ノンアルコールビールテイスト飲料のため、アルコール分が0.00%なのは前提です。
そして、ドライゼロ、ドライゼロフリーともに、カロリーも糖質もゼロ。
カロリーや糖質を気にする人も増えてきているため、カロリーや糖質を抑える商品が人気になっています。
違いは「甘味料」
ドライゼロとドライゼロフリーの違いは、「甘味料」です。
どちらも甘味料は含まれているのですが、原材料は別のものを使用しています。
ドライゼロの甘味料は、「アセスルファムK」という人口甘味料。
ドライゼロフリーの甘味料は、「ステビア」という天然甘味料です。
ドライゼロに含まれているアセスルファムKは、FAO(食糧農業機関)とWHO(世界保健機関)が設けている「JECFA」の安全評価をクリアした人口甘味料です。
アセスルファムKの危険性が提言されているの大量摂取をした場合のみなので、適量であれば問題はありません。
しかし人工の甘味料がどうしても気になるという方は、「ドライゼロフリー」を選ぶとよいでしょう。
プリン体の量も違います
ドライゼロとドライゼロフリーのもう一つの違いは、プリン体の量です。
ドライゼロのプリン体含有量は、100ml中0g~1g。
一方、ドライゼロフリーのプリン体含有量は、100ml中0mg。
ドライゼロフリーでは、100mlあたりのプリン体含有量が0.5g未満のものを0gと表示しており、「プリン体0」を掲げています。
まぁあんまり違いませんが、味わいより健康をとるのであればドライゼロフリーといったところでしょうか。
ちなみにですが、同じくアサヒから発売されている人気ラインの「スーパードライ」のプリン体含有量は、100ml中5~6gです。
通常のビールと比較すると、ドライゼロのプリン体もかなり抑えられているといえますね。
ドライゼロは太る?ダイエット効果はあるのか
「ドライゼロ」を調査していると「ドライゼロ 炭水化物」「ドライゼロ 糖質」と検索している人も多いようです。
ドライゼロを飲むことで太るのではないかと心配になっているということでしょうか。
逆に「ドライゼロ 痩せる」という検索候補もあるので、ドライゼロの成分にダイエットに効果があるのかをどうかも確かめていきましょう。
炭水化物の量は、すべて食物繊維
ドライゼロの100mlあたりに含まれる炭水化物の量は、0.4g~1.4gです。
350ml缶に換算しても多いものではありません。
太るつもりなら、ドライゼロを数リットル以上飲まないと難しいでしょう。
ちなみに炭水化物は糖質と食物繊維に分けられますが、ドライゼロに含まれている炭水化物は、すべて食物繊維です。
「ビールを飲みたいけれど糖質制限やダイエット中だから・・・」と悩んでいる人も安心といえるでしょう。
甘味料にカロリーはないので太る可能性は低い
ドライゼロには甘味料が入っているため、甘みがあります。
一見カロリーがあるように感じるのですが、この甘味料は0kcalです。
甘味料は体の中に入ってもエネルギーとして吸収されることはなく、そのまま排出されます。
ダイエットで1日のカロリーを制限している人も、気にせず飲むことができます。
ドライゼロを飲み続ければ痩せるのか?
ドライゼロに含まれる成分には、積極的にダイエットをサポートしてくれる成分は見当たりません。
そのため、ドライゼロを飲むことで痩せることに繋がるわけではありませんが、妨げることはないでしょう。
日本酒やビールなどの糖質を含んだ飲料を飲むよりははるかにダイエットに適しています。
瓶と缶、味わいの差は?
ドライゼロは、350ml缶・500ml缶・334ml瓶の3つの種類で販売されています。
「瓶と缶では味が変わる」とよく言われていますが、実際に瓶と缶で中身が変わることはありません。
中身は一緒なのに、なぜ違いを感じるのでしょうか。
些細なものではありますが、瓶と缶の違いは、「注ぎ口」にその原因があるようです。
瓶は注ぎ口が細く長いため、傾けた時にドリンクに勢いがつきます。
そのため口に含む際、ドリンクが強く当たり、炭酸がしっかりと感じられるようです。
次に炭酸の抜けにくさ。
炭酸が抜けてしまうと口当たりやのど越しも変わってくるもの。
瓶のタイプは缶よりも空気に触れる面積が少なく炭酸が抜けにくい傾向にあります。
とくにノンアルコールビールはアルコールが含まれていない分ボディが薄く、その違いがより顕著になってきます。
ドライゼロは金属の味がする?
「缶に入っていると金属の味がする」と感じる人もいるようですが、缶の内側はコーティングされているため、実際は中のビール自体に金属の味が付くことはないといってもいいでしょう。
金属の味がする、と感じるのは、缶から直接飲んだ際に口が触れることが原因だと考えられます。
少しでも多くの炭酸を感じたいという人は瓶ビールを選ぶと良いですね。
炭酸にはこだわらないけれど金属のような味が苦手だという人は、缶をグラスに注いで飲むと良いでしょう。
妊娠中・授乳中でも飲める?
妊娠中・授乳中だと、しばらくアルコールの摂取を控えなければいけなくなるもの。
妊娠中から授乳が終わるまでと考えると、数年はお酒を飲めないという人も少なくありません。
そんなときの強い味方がノンアルコールビール。
しかし、調べてみるとアルコールが含まれているという情報があったり、「ノンアルコール」と表記があっても、少しだけ含有している場合もあるのです。
これは、酒税法で定められている酒類(アルコール飲料)が、「アルコール度数が1%以上入っているもの」となっているからなのです。
そのため、ノンアルコールでもアルコールが含まれている、というのはこの1%未満の部分にあたります。
しかし、酒類の広告審査委員会(http://www.rcaa.jp/standard/non-alcohol.html)では、このような自主規制をしています。
ノンアルコール飲料とは、アルコール度数0.00%で、味わいが酒類に類似しており、満20歳以上の成人の飲用を想定・推奨しているものとする。
「ドライゼロ」のアルコール0.00%表記はどの程度のアルコール含有量なのかというと、果実の天然果汁に含まれる微量のアルコールと同程度といわれています。
そう考えると、果物食べているのと変わりません。
妊娠中・授乳中でも心配はほとんどないといえるでしょう。
ドライゼロのアレンジ飲み「ダブルカルチャード」
トマトジュースとビールを組み合わせたレッド・アイや、ジンジャーエールとビールを組み合わせたシャンディガフなど、ビールを使ったカクテルは多くあります。
ビールを使ったカクテルの中でも、「ダブルカルチャード」というカクテルをご存じですか?
ダブルカルチャードとは、「カルピス」とビールを1:5の割合で組み合わせたカクテルです。
乳酸菌を発酵させてつくるカルピスと、ビール酵母を発酵させてつくるビールの組み合わせということで、「double(二つの)」「cultured(培養された)」という単語から「ダブルカルチャード」というネーミングに至りました。
ビールを使用したカクテルですが、アサヒの公式HPでは「ドライゼロ」の使用も推奨しているため、こちらでご紹介します。
ダブルカルチャードのつくり方
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- グラスにカルピスを30ml注ぐ
- カルピスと1:4になるように、ドライゼロを注ぐ
- カルピスとドライゼロをマドラーでよく混ぜる
- 最後に、泡を立てるようにドライゼロを立てて少し加える
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混ぜることによって炭酸が抜けてしまうので、最後に泡を追加しています。
そのため、飲んでいる最中もカルピスが沈んでしまった際には混ぜることになりますが、ドライゼロの炭酸が抜けてしまわないように、軽く混ぜる程度にするのがおすすめです。
オーツカ
アサヒドライゼロの香りはかなりビターで、多くの人が思い描いている「アサヒスーパードライ」に近いかと思います。
ただし味わいにはやはりノンアルコールビールのぺたついた甘みが。
じっくり味わうというよりはゴクゴク勢いで飲みましょう。
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ノンアルコールビールをおいしく飲むのであれば缶から直接はNG!
ビール専用グラスを使うことを強くおすすめします!
味わいも奥行きもグッと変わってくるので「ちょっといい」グラスに投資をしましょう!
僕が使っているのはシュピゲラウの<クラフトビールグラス>バレルエイジドビールです。
いわゆるチューリップグラスで、泡を固めて盛り上げ、外に開いた口が香りやフレーバーを最大限に引き出してくれます。
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