オーツカ
山梨県甲府市にある創業140年のワイナリー、「シャトー勝沼」。
以前にもこのワイナリーのノンアルコールシリーズ「カツヌマグレープ Blancブラン」のレビューをしました。
脱アルコールでないのでやや粘性があり甘口で、糖分のないリンゴジュースのようなイメージでした。
今回はもう一方の赤ワインテイスト「Rouge」のレビューをしていきたいと思います。
カツヌマグレープ Rougeルージュの分類と栄養成分
分類とアルコール度数
カツヌマグレープ Rougeルージュの分類は「83% 混合果汁入り飲料」。
ノンアルコールのワインテイスト飲料です。
そのアルコール度数は「カツヌマ グレープ Blanc」と同じく0.00%。
日本の法律による基準はもちろんのこと、酒類の広告審査委員会による自主規制もクリア。
日本で製造するノンアルコール飲料は脱アルコールなどでなく一からノンアルコールの状態でなければならないため、限りなく0に近いアルコール度数が実現するのです。
ドライバーの方や妊娠中の方も安心!
原材料
カツヌマグレープ Rougeルージュの原材料は以下の通りです。
果実(ぶどう、クランベリー)、緑茶(国産)、緑茶抽出物、ブドウ果皮色素、香料、天草油性抽出物
オーツカ
緑茶をベースとすることで、しっかりとした渋みを感じる飲みごたえのある仕上がりを実現します。
脱アルでないノンアル赤ワイン飲料(特に国産のもの)に使われる手法です。
基本栄養成分
カツヌマグレープ Rougeルージュの基本栄養成分は以下の通りです。
(100mlあたり)
エネルギー:30kcal
たんぱく質:0g /
脂質:0g
炭水化物:7.4g
ナトリウム:4.8mg
オーツカ
本物のワインのカロリーは70kcal~100kcalのものがほとんどですが、「カツヌマ グレープ Rouge」はおよそ3分の1。
低カロリーな仕上がりです。
その他の成分(100mlあたり)
エピガロカテキンガレート:29mg
ポリフェノール:0.13g
オーツカ
赤ワインに多く含まれるポリフェノールはもちろんのこと、原材料である緑茶由来のカテキンも含まれているのは嬉しいところ。
このエピガロカテキンガレートは最近注目されている成分ですね。
機能性表示食品に含まれることが多く、「体脂肪を減らす」「中性脂肪を抑える」「血糖値の上昇を抑える」といった効果が謳われます。
ちなみに、糖度は8.3%と表示されています。
カツヌマグレープ Rougeルージュのお味は?
続いてカツヌマグレープ Rougeルージュの味わいをレビューしていきます。
オーツカ
香りはコケモモ、グレープキャンディ。
味わいは少し人工的で、マルカワのグレープフーセンガムの味がします。
強い酸のアタックと渋みがあり、アセロラドリンクっぽさも。
ガレートカテキン由来の渋みだろうか。 セビーチェ(魚介マリネ)や冷やし中華などと相性が良さそう。
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エピガロカテキンガレートについて
昨今、ダイエットや痩身目的のサプリメントでも取りざたされている「エピガロカテキンガレート」。
「EGCG」という名称が表記されているサプリを見たことある方いるんじゃないでしょうか。
カテキンはポリフェノールの一種で、抗酸化作用、抗菌作用、さらには虫歯予防、高血圧予防、さらには免疫力をアップし風邪を予防するなどが期待できるとされています。
他にもコレステロール値や体脂肪をコントロールしてするとされており、カテキンを多く含む煎茶や釜炒り茶の売り上げが上がっているのは、ダイエット目的の方が多く購入しているともいわれています。
カテキンには種類が存在し、主に以下の4種類があります。
- エピガロカテキンガレート(EGCG)
- エピガロカテキン(EGC)
- エピカテキンガレート(ECG)
- エピカテキン(EC)
茶葉中のカテキン含有量は、EGCG>EGC>ECG>EC の順に多いと言われています。
特に抗酸化力の強いエピガロカテキンガレート(EGCG)は、緑茶以外の植物からはまだ発見されていないこと、ウーロン茶や紅茶にはほとんど含まれていないことから、茶カテキンの特質の1つとして特に注目されています。
この物質の持つ抗酸化力は、ビタミンCの約90倍、ビタミンEの約23倍であるとも言われ、様々な疾患への治療薬としての期待が高まっています。
ちなみに『エピ』は摘芽後の酵素失活のための加熱以外の加熱が行われていない状態、『ガロ』はカテキンから水酸基(親水性を示す)が増えたもの、『ガレート』はさらに脱水縮合により3つの水酸基が増えたものという意味があるそうです。
オーツカ
健康効果も高いので積極的に取りたい成分でもあります。
ちょうどジュースとワインの中間のような味なので、赤ワイン好きにもジュース好きにも賛否はありそうですが、味は悪くないです。お酒好きの僕には少し甘いかな。
ワイナリーである「シャトー勝沼」の歴史やこだわりについては、同シリーズの「カツヌマグレープ Blancブラン」の方でご紹介しています。