【ピエール・シャヴァン】ゴールド アラベスク ゼロ NVの味わいレビュー

【ピエール・シャヴァン】ゴールド アラベスク ゼロ NVの味わいレビュー

オーツカ

ノーベル賞授賞式の晩餐会にも提供されるワインを製造しているノンアルコールワイン界を先導するワイナリー、ピエール・シャヴァン。

そんなピエール・シャヴァンが放つ超プレミアムなボトルが今回の「ゴールドアラベスクゼロ」です。

リーズナブルなノンアルコールワインを多く取り扱うピエール・シャバンにおいて、異彩を放つ高価格帯モデル。

ふんだんに使われた金箔が、スパークリングの気泡によって漂う姿は見る者を圧倒します。

その見た目にふさわしい味わいなのか確かめてみたいと思います。

「ゴールド アラベスク ゼロ」の分類と栄養成分

【ピエール・シャヴァン】ゴールド アラベスク ゼロ NV

分類とアルコール度数

ゴールド アラベスク ゼロのアルコール度数は0%。

白スパークリングワインテイストのノンアルコール飲料です。

原材料

ゴールド アラベスク ゼロ NVの原材料は以下の通り。

脱アルコール白ワイン(シャルドネ)、ブドウジュース(シャルドネ)

オーツカ

脱アルコール白ワインとブドウジュースがブレンドされています。

どちらもシャルドネからつくられたもので、シャルドネ100%で仕上げられています。

基本栄養成分

ゴールド アラベスク ゼロの基本栄養成分は以下の通りです。

(100mlあたり)
エネルギー:27kcal
たんぱく質:0g
脂質:0g
炭水化物:8.4g
食塩相当量:0g

オーツカ

カロリー量はアルコールワインのおよそ3分の1程度とヘルシーな仕上がり。

価格は高くてもカロリーは低いです。

ゴールド アラベスク ゼロのお味は?

続いてゴールド アラベスク ゼロの味わいをレビューしていきます。

ゴールド アラベスク ゼロの味わい
果実味
(3.0)
酸味
(3.0)
キレ
(4.0)
香り
(2.0)
余韻
(3.0)
甘さ
(2.0)

オーツカ

その名の通り美しいイエローゴールド。

かなりの量の金箔が漂っている。

香りは弱いが、ライチとわずかに石油のようなペトロ―ル香。

味わいは白ブドウのジュースにレモンスカッシュ。

中盤からはビターでバレンシアオレンジのよう。

樽熟成のおかげか円い味わいで、エレガントな雰囲気が漂う。

食前酒には最適な味わいだし、大勢で飲む場合にネタとしても使えそう。 そのインパクトに投資するのもアリだろう。

(翌日、香りが出てめちゃくちゃライチ感が強くなった。ネガティブ要素はなく、チェルシーのヨーグルトの味わい。味わいもビターなマスカット風味。予想外だった。)

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ワイン造りと製法のこだわり

夜に収穫されるシャルドネ

ゴールド アラベスク ゼロで使われているブドウは100%シャルドネですが、このシャルドネは必ず夜に収穫されています。

なぜ収穫時間にこだわるのかというと、気温の低い夜に収穫することでブドウの糖が安定するという理由から。

原材料となる白ワインとブドウジュース、双方の土台となる原料のシャルドネからこだわることで、高品質なボトルに仕上げています。

その後シャルドネをつかった白ワインとブドウジュースをブレンドしながら、通常の白ワインと同じように仕上げていきます。

続いてノンアルにする作業です。

ゴールド アラベスク ゼロはアルコールだけを分離する「スピニング・コーン・カラム」という製法を採用しています。

「スピニング・コーン・カラム」は低温で穏やかにアルコールとワインを分離する方法で、ワインの香り成分と健康効果のあるポリフェノールをそのままに、ノンアルコールワインを仕上げることができます。

24Kの金箔を使用!

ワインに金箔や金粉入り

ゴールド アラベスク ゼロの大きな特徴は、ふんだんにあしらわれた24Kの金箔。

この金箔はワイン造りの最後に手作業で追加しています。

フワフワとスパークリングの泡によって舞うさまは贅沢で煌びやか。

テーブルに置いてあるだけで華やかになる1本です。

オーク樽による熟成で深みのある香りに

ワインの熟成庫

「ゴールド アラベスク ゼロ」はオーク樽によって熟成されているのですが、このオーク樽は日本でいうブナの木にあたるものでつくられているもの。
(樽の種類としては他にもステンレス製やコンクリート製があります。)

オーク樽による熟成をすることで甘いバニラの香りやバターのようなまろやかな香り、そして樽の内側を焼いて使うために生まれるロースト香が付与されます。

ブドウ由来の香りだけでなく熟成樽によってもワインの香りは左右されています。

「ゴールド アラベスク ゼロ NV」は全体的にフルーティーな香りに包まれていながらも、その中にはバニラとヘーゼルナッツの芳ばしいアロマが漂います。

原材料であるシャルドネはオーク樽との相性が抜群で、芳醇で心地よいフレーバーが感じられます。

また、オーク樽は木を組み合わせてつくられていることからステンレス製の樽と比べると空気に触れやすく、短期間でもしっかりと熟成が進みやすいのも特徴です。

フランス最大のワイン輸出産地・新進気鋭のワイナリー

「ゴールド アラベスク ゼロ」につかわれるシャルドネの産地は地中海に面しており、南フランスのマルセイユから西のスペインの国境に向かって広がっています。

地中海性気候はブドウをはじめとした果物や野菜の栽培に適しているエリアで、コスパの高いワインが豊富。

近年ではオーガニック栽培も取り入れられています。

ゴールド アラベスク ゼロをつくるワイナリーの「ピエール・シャヴァン」もオーガニック栽培を取り入れたワインを製造しています。

オーガニックのノンアルコールスパークリングワインを試してみたいという方は、「オピア シャルドネ スパークリング オーガニック ノンアルコール NV」のレビュー記事を参照してみてください。

栽培から加工まで全てオーガニックでフランスのオーガニック認証であるABやEcocertといった認証に加え日本の有機JASも取得している商品です。

美味しく飲むために適した温度は?

【ピエール・シャヴァン】ゴールド アラベスク ゼロ NV

「ゴールド アラベスク ゼロ」はスパークリングワインと同様、しっかり冷やして飲むことで炭酸が際立ちます。

冷蔵庫で4~5時間程度、5~8℃に冷やすのが一般的とされていますが、複雑味を感じたい場合にはほんの少しだけ高い温度にするとより美味しく飲むことができるかと思います。

オーツカ

翌日飲んでみると、炭酸はやや弱まったが香りのライチ感がめちゃくちゃ強くなりましたね。

ネガティブ要素はなく、チェルシーのヨーグルトのような味わい。味わいもビターなマスカット風味。

見た目だけかと思いましたが、想像を超えるおいしさでした。

見て楽しい、飲んでおいしい逸品です。

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