オーツカ
日本ビール株式会社から発売されている「龍馬1865」。
パッケージやネーミングも特徴的でファンも多い龍馬シリーズ。
ノンアルビール特有の甘ったるさがなく、かなりビールに近い味わいだと話題です。
ドイツ麦芽を100%使用していたり、ロースト麦芽を使用していたりと、シンプルで添加物の含まれていない原材料も、人気の理由でしょうか。
今回は、龍馬1865の味をレビューしていきたいと思います。
これまでの経験から、おいしいノンアルコールビールをまとめてみました!
コンテンツ
龍馬1865の分類と栄養成分
龍馬1865は、日本ビール株式会社から発売されている350ml缶のノンアルコールビールテイスト飲料。
日本ビール株式会社といえば、昔発売されていたノンアルコールビールテイスト飲料の「バービガン」の販売権を宝酒造から譲り受けた会社。
「バービガン」はめっちゃめちゃにまずくて逆に有名だったようですが、その後に改良を重ねて「龍馬1865」としてリニューアルしたのだとか。
ビールの分類とアルコール度数
龍馬1865のアルコール分は0.000%。
国内で販売されているノンアルコールビールテイスト飲料は0.00%という表記なので、さらに0がひとつ多いですね。
日本でノンアルコールとして発売できるのは、アルコール分1%以下。
酒類の広告委員会での自主規制としては、アルコール分0.00%とされています。
そのため0.00%でも十分に安全なのですが、龍馬1865に含まれるアルコール分は限りなくゼロに近いといえます。
栄養成分表示
龍馬1865の栄養成分表示は、以下の通りです。
アルコール分(度数)0.000%
エネルギー12kcal
たんぱく質0.1g
脂質0g
糖質2.9g
ナトリウム0mg
プリン体0mg
オーツカ
少量の糖質が入ることで、糖質ゼロのノンアルビールに比べるとボディの厚みやコクが増します。
それでも通常のビールと比べると72.5%オフなのでかなり抑えられていますね。
プリン体も含まれていないので、普段からよくビールを飲む人やプリン体の多い食事をする人は、休肝日も兼ねて健康のために置き換えてみるのもいいでしょう。
原材料
龍馬1865の原材料は、以下の通りです。
麦芽・ロースト麦芽・ホップ
オーツカ
龍馬1865はたった3種類の原料からつくられています。
日本で販売されているほとんどのノンアルコールビールテイスト飲料と比べても、この原料はかなりシンプルです。
特別に健康志向ではなくても添加物が含まれていないのは嬉しい。
ちなみに使われている麦芽は100%ドイツ産です。
龍馬1865のお味は?
続いて龍馬1865の味わいをレビューしていきます。
オーツカ
ホップの甘みがあるが、やや渋く感じるのはロースト麦芽の味わいか。
穀物の風味がしっかりあるので、国内ビールよりもコクを感じる方も多いと思います。
日本のノンアルビールはキレが良すぎる!という人はこちらを試すのもいいでしょう。
ただ、時間が経つと酸味が浮き立ってくるので、食事と一緒に摂るのであれば、タレ系や揚げ物など濃いめの料理と合わせるほうがよいでしょう。
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龍馬1865の特徴は?
プリン体ゼロ&添加物ゼロ
ビールを普段から飲む人にとっては気になるプリン体。
龍馬1865に含まれているプリン体は0mgです。
メーカーによって違いがあるものの、通常のビールのプリン体はおよそ30mlといわれているので、普段から何本もビールを飲む人にとっては龍馬1865は救世主といえます。
そして添加物が含まれていないのも龍馬1865の特徴の一つ。
原材料は麦芽・ロースト麦芽・ホップのみ。
龍馬1865は、日本国内では数少ない、添加物なしのノンアルコールビールテイスト飲料です。
せっかく健康を考えてノンアルコールビールを飲むなら添加物がないに越したことはありません。
アルコール分も限りなくゼロに近いので、妊娠中や授乳中の方などには良い選択と言えます。
ドイツ麦芽100%・ロースト麦芽
龍馬1865の麦芽はビールの本場ドイツのものを使用しています。
原材料の産地にまでこだわっているのはかなり好感が持てます。
また、通常の麦芽だけでなくロースト麦芽も使用しているため、その味にも香ばしさやコクがプラスされています。
龍馬1865とヴェリタスブロイの違いは?
コクのあるノンアルビールを求める人に人気の「龍馬1865」そして「ヴェリタスブロイ」。
ビール通のファンが多い二社のブランドですが、両方とも添加物なしのシンプルな原料、さらにはドイツ麦芽を使っているので、その違いがあまりわからないという声もあります。
「龍馬1865」と「ヴェリタスブロイ」を改めて比べてみましょう。
アルコール度数
- 龍馬1865:0.000%
- ヴェリタスブロイ:0.0%
どちらもノンアルコールなことには変わりはありませんが、龍馬1865は限りなくアルコールが取り除いています。
原材料
- 龍馬1865:麦芽・ロースト麦芽・ホップ
- ヴェリタスブロイ:麦芽・ホップ・水・酵母
どちらも添加物は不使用です。
違いといえば、酵母が含まれているかどうか。
ビールには健康効果が高い成分が多く、ヴェリタスブロイに含まれる「酵母」もそのうちの一つ。
しかしビールでは、そのアルコールによって効果は減殺されてしまっています。
その分ノンアルコールビールテイスト飲料ではその効果を実感できるということで、その点を加味してみるのもいいでしょう。
龍馬1865とも共通する「麦芽」と「ホップ」、ヴェリタスブロイに含まれる「酵母」の健康効果については、こちらの「ヴェリタスブロイ」の記事にて、味のレビューと一緒にご紹介しています。
製造方法
日本国内で製造されるノンアルコールビールテイスト飲料は、「一からノンアルコールとしてつくらなければいけない」とされています。
龍馬1865も日本のノンアルコールビールテイスト飲料のためこちらの製造方法ですね。
一方ヴェリタスブロイは、一度普通にビールをつくってから、そのアルコール分を抜くという製法をとっています。
オーツカ
やや濃い味なのが龍馬1865。
サッパリ目なのがヴェリタスブロイという印象です。
個人的にはヴェリタスブロイよりもAmazonカチプラとほぼ同じなんじゃないかなと思います。
龍馬1865とバービカン
日本ビール株式会社は1979年の設立より多種多様な輸入ビールを取り扱ってきました。
モデロ社(コロナビール)の日本総代理店(単独)でもあり、現在はIPAなどにも力を入れています。
ココナッツジュース、グァバジュース等、日本で最初のトロピカルジュースを製造・販売した会社でもあります。
日本ビール株式会社は過去に、クッソまずいノンアルビールで伝説となった「BAR BI CAN(バービカン)」を販売していた歴史があります。
もともとは宝酒造が販売していたバービカンですが、2009年に日本ビールが販売権を取得。
現在は販売していませんが、この龍馬1865が実質的な後継商品ということです。
龍馬1865にはバービカンの面影はまったくなく、しっかりと「飲めるノンアルコールビール」となりました。
そう考えるとすごい努力して龍馬1865を開発したんだなぁと感慨深いです。
オーツカ
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ノンアルコールビールをおいしく飲むのであれば缶から直接はNG!
ビール専用グラスを使うことを強くおすすめします!
味わいも奥行きもグッと変わってくるので「ちょっといい」グラスに投資をしましょう!
僕が使っているのはシュピゲラウの<クラフトビールグラス>バレルエイジドビールです。
いわゆるチューリップグラスで、泡を固めて盛り上げ、外に開いた口が香りやフレーバーを最大限に引き出してくれます。
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