オーツカ
トクホ。
聞いて久しいこの言葉。昨今ではこの表記の飲料が数多く出回っています。糖の吸収を穏やかにすると銘打ってあり、ダイエットに何だか効きそう…、と期待感を高めてくれます。
実はノンアルコール飲料市場でもトクホが冠された商品が続々登場しており、ラインナップが豊富になっています。
今回は、トクホとは何なのか？そして本当にダイエット効果があるのか？をはじめ、おすすめのトクホノンアルコールビールをご紹介します。
コンテンツ
そもそも「トクホ（特定保健用食品）」とはなにか
厚生労働省のe-ヘルスネットでは、トクホについて次のように説明しています。
生理学的機能などに影響を与える保健機能成分を含む食品で、消費者庁長官の許可を得て特定の保健の用途に適する旨を表示できる食品
噛み砕いて説明しますと、生活習慣から来る病・不調などに効果的な成分を含み、なおかつ消費者庁の認可を受けている商品のことです。トクホに認定されている商品には健康的に有利な栄養成分が含まれており、適量を継続的に摂取すると健康効果が期待できます。
ちなみにトクホ第1号になった商品は資生堂「ファインライス」と森永乳業「低リンミルクL.P.K.」で、1993年に発売されました。トクホは意外と歴史が古いことに気が付かされます。
トクホはダイエット効果が期待できる
トクホがよくダイエットに効果ありと言われている所以は、主に体脂肪・中性脂肪に対するアプローチが関係しています。主な効果は次の3つです。
- 体脂肪を減らすのを助ける
- 体に体脂肪がつきにくい
- 血中の中性脂肪の上昇を穏やかにする
体脂肪を減らす・つきにくくする効果は直接的にダイエットに効果がありそうですが、中性脂肪はダイエットとどんな関係があるのでしょうか？
中性脂肪というのは食事によって摂取した脂肪が小腸で吸収され、血液中に流れ込んだ脂質のこと。決して悪者というわけではなく、効率的なエネルギーとして血液中を漂ったり、蓄えられたりしています。
問題は中性脂肪が増え過ぎることで脂肪として蓄えられるようになり、かつ血液をドロドロにしてしまう原因になることです。脂肪に変換されれば当然ダイエットには不利ですし、血管内環境が悪化すれば動脈硬化など怖い病気にも繋がります。
トクホ商品を飲み、上記3つのアプローチから健康面に働きかけることでダイエット効果が期待できるというわけです。
僕も実際にトクホ商品によく含まれる難消化性デキストリンをイヌリンと合わせて摂っていますが、これはかなりお通じはよくなり内臓脂肪の値が減りました。
トクホ認定！おすすめノンアルコールビール5選
「ビールはダイエットの敵！」は事実ですが、ノンアルコールビールなら違います。多くはカロリーゼロですし、アルコール成分も含まれていません。いくら飲んでも肝臓のダメージは最小限なので、脂肪として蓄えられづらいメリットがあります。それでいてトクホなら完璧！そこで、トクホに認定されたノンアルコールビール6商品をご紹介します。
サッポロ サッポロプラス
ノンアルコールビールとして初めてトクホに認定されたのがサッポロから発売されている、サッポロプラスです。有効成分は「難消化性デキストリン」。先ほども紹介した粉末です。
難消化性デキストリンはいわゆる食物繊維と呼ばれるもので、吸収されずに体の中を通過します。そのため食事と一緒に摂取すると腸内で糖質や脂質の吸収速度を穏やかにしてくれるので、血糖値の上昇スピードを抑制します。
血糖値が上昇すると血液中で糖を運ぶインスリンが分泌され、その量が多いと効率良く糖を運んでしまうので、脂肪として蓄えられやすくなります。これが脂肪率増加を招く原因にもなるので、ダイエットに効果的なのです。
アサヒ ヘルシースタイル
こちらも難消化性デキストリンが含まれた商品。
アサヒから発売のヘルシースタイルです。実は難消化性デキストリンには上記以外の働きもあります。
食物繊維なので吸収されず体内を通過しながら、一緒に摂取した脂質と絡み、余分な脂質が体外に排出されるよう助けます。脂質の吸収が少なくなれば血中の中性脂肪も少なくなるので、脂肪が体に蓄えられるのを防ぐことができます。
キリン パーフェクトフリー（機能性表示食品）
ここからはトクホではなく、「機能性表示食品」の紹介になります。
「生理学的機能などに影響を与える保健機能成分を含む食品」という点ではトクホと変わりませんが、消費者庁の認可を必要とせず、企業責任で消費者庁に届出を行えば表示できるものです。
だからと言ってトクホ商品に劣るわけではなく、商品に含まれる栄養成分は同じだったり、トクホよりも効果を発揮する商品もあります。
キリン発売のパーフェクトフリーは、キリングリーンズフリーのテイストをそのままに機能性表示食品として人気を集めています。有効成分は難消化性デキストリン。もう説明は不要ですね。
キリン カラダフリー（機能性表示食品）
「ノンアルコールビールって難消化性デキストリンしか入ってないの？」と思われた方、お待たせしました。キリンから発売のカラダフリーは機能性表示食品として、熟成したホップ由来の苦味酸が含まれており、何と「お腹周りの脂肪（体脂肪）」を減らす機能があります。
臨床実験では、カラダフリーを1日1本12週間飲み続けたことで、腹部の脂肪面積が約17cm2減少したそうです。ツイッターで「＃カラダフリー体験モニター＃実況中」と検索すると、実際のカラダフリーを愛飲している人のレビューを確認できます。
サントリー からだを想うオールフリー（機能性表示食品）
サントリーから発売されている機能性表示食品ノンアルコールビール、からだ想うオールフリーにはハーブであるローズヒップ由来の「ティリロサイド」が含まれています。この成分はポリフェノールの一種で、内臓脂肪を減らす機能があります。
臨床実験ではからだ想うオールフリーを1日1本、12週間のみ続けた結果として内臓脂肪面積が平均9.3cm2減少したそうです。
合わせてやって欲しい、簡単！自宅エクササイズ
トクホ・機能性表示食品のノンアルコール飲料を飲むだけではやや効果が薄いので、適度な運動も組み合わせましょう。
そこで、運動不足を痛感しているあなたに、ノンアルコールビールの愛飲と合わせて実践して欲しい自宅エクササイズをご紹介します。
朝はラジオ体操で身体も頭もシャキッと
小学生の夏休みに誰もが経験したラジオ体操は、実は優れたエクササイズ。全13個からなる動きを3分11秒続けることで消費するカロリーはわずか10kcal程度ですが、全身400種類の筋肉を隈なく動かすことができ、ちょっとしたアフターバーン（運動後の脂肪燃焼）効果が期待できます。元気がある時は、少し難度が高いラジオ体操第2にチャレンジしてみてください。
タオルプルダウンで肩甲骨を寄せまくる
デスクワークの方にも有効なのがこの肩甲骨ストレッチ。
肩甲骨周辺には脂肪燃焼のスイッチを入れる筋肉やツボがあるとされています。そこで実践して欲しいのがタオルプルダウン。フェイスタオルの両端をそれぞれ掴み、横に広げながら頭上に持ち上げます。顎を引き、胸を張り、横に引っ張りながら首の後ろあたりにタオルを下げていきましょう。この時、肩甲骨が思いっきり寄っていくのが実感できると思います。1動作に7秒ほどかけ、ゆっくりと10回行いましょう。これを1セットとして、1日3セット行えると理想的です。
オーツカ
トクホ・機能性表示食品のノンアルコール飲料は確かにダイエット効果が期待できますが、生活習慣に気をつけることがまずは大切です。
暴飲暴食を控え、バランスの良い食事を心がける。その上で適度な運動をしながらノンアルコール飲料を楽しめば、きっと良い結果が待っているでしょう。
